何か批判的なことを言われた時、あなたはどう反応しますか?
例えば、もともと私はすぐに
「私のことを悪く言ってる…やっぱり、私が悪いんだよね…」と、自分を責めてしまうタイプなんです。
それに対して、出会った頃から思っていたのですが、
私の彼は「アザーッス!(あまり気にしていない)」と軽く流すタイプだなあと思っていました。
(長く付き合ううちに、
彼にも別の部分でネガティブフィルターがあり
私には別の部分でポジティブフィルターがあると気づきましたが)
まるで世界を違うメガネで見ているかのようです。
この違いは、私たちがどんなフィルター(メガネ)で世界を見ているかによるものです。
ネガティブフィルター(メガネ)を通して見る世界は、
すべてが暗く見え、どんな状況でも悪い方向に解釈してしまいます。
例えば、ちょっとした注意でも「自分がダメなんだ…」と感じてしまうのです。
一方、ポジティブフィルター(メガネ)を通して見る世界は、明るく前向きな色に染まります。
批判を受けても「まあ、そういう意見もあるね」と軽く受け流し、自分に対しても他人に対しても寛容でいられます。
「現実」というものは、実は常に中立です。そこに意味を加えているのは、私たち自身の持つフィルターなんです。
ポジティブフィルターの方が一般的には良いと思われがちですが、ネガティブな見方にも良い面があります。
ネガティブな考えがあるからこそ、行き過ぎないようにブレーキをかけることができるのです。
不安があるからこそ、慎重に行動することができます。
ポジティブな人は、時にはアクセル全開で進んでしまいがちですが、ネガティブな視点は、そのアクセルにブレーキをかけ、バランスを保ってくれます。ですから、ネガティブとポジティブの両方がバランスよくあると、良いのではないかと思います。
また、悲しい感情やネガティブな思考が繰り返し現れる時、それは「自分がネガティブフィルターをかけているな」と気づくきっかけになるのです。
ネガティブなフィルターを完全に外すことは難しいかもしれませんが、それを客観的に見ることができるようになると、私たちはそのフィルターにとらわれず、執着しなくなります。
そうすると、自分にとって良い行動が自然にできるようになり、「普通に」幸せを引き寄せることができるのです。
いつの間にか、幸せでいることが当たり前だと感じられるようになり、「なぜ今まで幸せを拒んでいたんだろう?」と気づくことができるのです。
占いなどは、そのフィルターに気づくためのとても大切な機会にはなりえて、
そのフィルターを外す手助けができる占い師さんは、きっと素晴らしい占い師さんだと思います。
そして、そのメガネの付け外しの感覚は、学ぶことで習得できるものです。
一度覚えれば、自分一人でもできるようになります。
私自身、ネガティブなメガネを自由自在に取り外せるようになりたいと願っています。
これが私の目指していることです。
以上は、批判的なことを言われた時に、
心がどのように反応するかについてのお話ですが、
「グレイ」の状態までいきすぎることなく・・・
慎重さとポジティブさをバランスよく使っていけたらなと思っています。