日記と年表で気づいたこと
私は、今のパートナーと付き合い始めた頃から丁寧に、毎日の日記をつけ始めました。
毎日のと言いますか、感情が動いた時、何か気づきがあった時、ネガティブな感情に陥った時、
それをその時その時、日付と共に書き留めていくのです。
そして、その日記をもとに、出来事を整理した「年表」のようなものも作ってきました。
この記録を振り返ると、数年前の自分がどんなことで悩んでいたのかがよくわかります。
当時は真剣に悩んでいたことでも、今の私から見ると「なぜあんなことで悩んでいたのかしら」と思うこともあります。
あるいは、常にループしている悩みもあります。
過去の自分が抱えていた悩みや葛藤を、今の私はもっと広い視点で見られるようになっているのです。
自分が成長している証
過去の自分を振り返りながら、当時の自分を優しく見つめてあげられるとき、
今現在の私はまるで、過去の自分からしたら、「ハイヤーセルフ」（少し先を行く自分）になったかのようです。
ハイヤーセルフとは、自分自身の未来の姿、もっと成長した自分のことです。
そのうち、未来の私が今の私に対して、優しくアドバイスをくれるようになりました。
「なんでそんな小さなことで悩んでいるの？」とか、
「今持っているものにもっと感謝して、日々の小さな幸せを大切にして生きたらいいんじゃない？」
といった言葉が聞こえてくるようになったのです。
イコール、これが、ハイヤーセルフというものの正体だと今では思っているのですが。
過去の反省とこれからの自分
もし、この視点をもっと早く、20代や30代の頃から持てていたらと思うこともあります。
しかし、後悔しても仕方がありません。
今この瞬間からしか人生を変えることはできないからです。
これまでの経験を振り返り、学びとして受け止めることは、私たちを成長させる大切なプロセスです。
そして、どんなに世間がどう思おうとも、私は私のままで、それなりに幸せだと感じられることが素晴らしいのです。
自分を認める大切さ
自分の過去を振り返って、今の自分がどれだけ成長してきたかを認めることは、とても重要です。
「数年前の自分から見たら、こんなに成長しているよ」と自分を褒めることが大切です。
私たちは、ついつい「もっともっと」と今持っていないものを求めたり、より高い成長を追い求める傾向があります。
しかし、それによって、今の自分を否定してしまい、落ち込んだり辛くなったりすることがあります。
これは、私自身だけでなく、私の母親にも見られた傾向です。
感謝する心を持つこと
今ここにあるものに感謝することができないと、常に満たされない気持ちや不幸感に苛まれてしまいます。
だからこそ、過去と比べてどれだけ成長したかを認め、自分を褒めることが大切です。
人間はただの「入れ物」ではなく、その中身は常に変わり続ける「流動的なもの」です。
私たちは、無限の可能性に満ちているのです。
未来の自分からのアドバイス
過去の自分にアドバイスを与えられる私がいるのなら、未来の私からも同じようにアドバイスを受けることができるのです。
今の自分が完全でなくてもいいんです。不完全でいいし、これからも変わっていける存在なんです。
自分の気持ちを深く理解することが大事です。
過去の自分も、その時その時で一生懸命頑張ってきたんだと、認めてあげましょう。
記録の大切さ
というわけで、日々のメモをつけ、過去を振り返って整理することは、本当に価値があります。
私たちの脳の容量には限界がありますし、
どうしてもその時その時の感情に左右されてしまいます。
けれどもそんな感情を超えて、自分を俯瞰で見る視点はとても大事です。
それによって、自分の成長を認識し、過去の自分を褒めることができるのです。
ガイドとハイヤーセルフの存在
そのようなプロセスをふまえて、私は、ガイドやハイヤーセルフの存在を、肌感覚として理解ができるようになってきました。
彼らは実は、私自身と地続きになっている存在であると。
私が過去の自分や、あるいは過去生の自分だったり、他の人たちに対して、愛の視点を持てるなら、
私もまた、逆に、愛の視点を持って見てもらえて当然だよな、ということを、自然に受け入れることができるようになります。
私たちを支えてくれているガイドやハイヤーセルフ（自分自身）、そして宇宙は、いつも大きな愛で見守ってくれています。
これを感じることが、私たちの心に安らぎをもたらしてくれます。
過去を振り返り、かつ、過去の自分に愛と思いやりを持ってあげられることを知り、
取り戻せない過去に振り回されずに、今この瞬間を生きることの大切さを知ることで、
私たちはより豊かで幸せな人生を送ることができるように思います。