「境界性パーソナリティ」的なる方、
これは、白黒はっきり分かれているわけではなくて、
なんとなくグレーゾーンな方含めると
たくさんの方が当てはまると思うのです。
境界性パーソナリティ
自己愛性パーソナリティ
についての本で、
何度か紹介している本なのですが
私には本当に役立った1冊です。
一番最初の突破口になった1冊、
と言っても過言ではないかも。
より。
境界性パーソナリティの人とつき合っていると、
私たちはどんな気持ちにさせられてくるのでしょうか?
まず「わけがわからない」という混乱による不快感です。
ついさっきまで仲良くお互いにポジティブな気持ちでやってきていたはずだったのに、よくわからない理由でいきなりネガティブな気持ちをぶつけられ、最低人間のような扱いをされてしまうからです。この「わけのわからなさ」が私たちをどうしようもなく不快な思いにさせます。
このように私たちが感じさせられる「わけのわからなさ」は、本来、境界性パーソナリティの人自身が抱えるべき苦痛の感情です。つまり、境界性パーソナリティの人は「ポジティブな感情/ポジティブな人物像」と「ネガティブな感情/ネガティブな人物像」をうまく統合することができず、その相矛盾する気持ちをしっかり抱えておくことが困難なため、「わけがわからない」と混乱してしまい、その混乱を他の相手との関係において、そのままぶつけてきてしまうのです。
この意味で「(→第1章「対人ストレスのパターン③」)本来的には自分自身で引き受け、抱えておかなくてはならない嫌な感情を、他人に押しつけようとしてしまう傾向」があまりに強いために、「困った性格の人だ」と感じさせられるわけです。
逆に言うと、境界性パーソナリティの人と接している時に私たちがこのような混乱と不快感を感じている時というのは、
今私たちと接している境界性パーソナリティの人その人自身が同様の混乱と不快感を感じている時とも言えるでしょう。
小羽 俊士. 困った性格の人とのつき合いかた . すばる舎. Kindle 版.
次によくある問題が、境界性パーソナリティの人が私たちに向けてくる理想化や価値下げ(劣等化、こきおろし)を、私たちがあたかも自分自身の性質として受け入れてしまう傾向です。
例えば、境界性パーソナリティの人が「あなただけが私をわかってくれる。私にはあなたしかいない」という強烈な理想化を向けてくると、理想化された私たちは悪い気はしないものです。
むしろ、普段からどこか自分に自信がなかったり、劣等感を持ちやすい人の場合は特に、普段だったら得られないような自分の価値の高揚感を感じてしまうでしょう。
そのうち本当に「この人のことは自分しかわかってやれないのだ。この人には自分しかいないのだ。自分だけがこの人を救ってあげられるのだ」という気になってしまいます。
小羽 俊士. 困った性格の人とのつき合いかた . すばる舎. Kindle 版.
ちょっとでも気になったら
ぜひ読んでみてください。
kindle版もあるので。
私もまた読み返してみようと思います。
うちの母はドンピシャ当てはまりますし
この本で描かれているカップル間の争い
そのままの争いを繰り広げていましたよね…。
もちろん私も遺伝的に同じものを持っていますから
特に怒りのコントロールの部分など含めて
とても実用的な一冊でした。
今また読み直してみることで
以前よりさらに深く理解ができそうな気がするので
また読んでみます。







