松村先生の雑記からのメモ

 

 

アルクトゥルスの支局は、土星の中にあります。それが太陽系とその外の間の法廷だと考えてもいいのではないかと思います。土星の中に、天王星よりも外側へ移動してもいいか、その通路を使ってもいいかどうか、決定権があります。で、ヘミシンクなどを使って、練習する時に、まずは、この土星のホールに行ってみるのが良いと思います。正しい土星は、天王星の三分の一周期であることをふまえている土星です。ほとんど、土星機能は、このことを忘れて、暴走しています。たとえば古典占星術の土星は、やりたい放題です。

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地球は宇宙的なところに比較すると、肉体のリミッターがあり、個人化されているので、極端に力が弱まっている場所ですよね。なので、戦争のような体験は、地球にいる時が一番刺激が弱いです。どこにいても同じでなく、地球にいる時が一番安全です。多くの人は記憶喪失しており、それらを思い出さないし。戦争の対立意識が残ったまま、宇宙にいくと、その力が百倍くらいに拡大されてしまうので、飲み込まれてしまいます。だから、反対にいえば、何か未解決な問題は、地球という弱められた場所で解決策を見いだすと、それは早い時間でミニチュア的に進行し、そしてそのパターンはそのまま使えるということです。千年も続くような問題は、地球に来ると数十年というような短い期間で再演されるので、次の手に向かうのが早いです。で、戦争の問題ですが、そもそも金星は去りたがり、火星は潜伏したがる。この金星と火星、男性的なものと女性的なものの陣営のギャップは戦争になりうると思いました。金星は太陽の力を地球に持ち込む架け橋。それは正二十面体が関与する。火星は外宇宙の力を太陽系の内側に持ち込む架け橋。それは正十二面体に関与する。それぞれケプラーの提案したことですが。で、金星と火星が、男女という象徴的なあらわれかたをして地球上で引き寄せ合うと、それは金星と火星を地球を通じて連絡させるということになり、太陽系の呼吸の循環の小さな再現になります。だから金星と火星は互いに引きつけ合わないといけない。地球という場が、デートスポットみたいな感じ。もしわたしたちが金星に住んでいるとしたら、今の金星と火星の男女的な役割が、水星と地球に変わります。

 

 

 

 

太陽星占いというか、太陽のサインだけで占いするのは、結局は占星術を馬鹿にしているというか、価値を落とすことになるので、ほんとは雑誌の太陽占いは全部やめようというキャンペーンをしたほうがいいと思うけど、というのも、今ではネットでできるので、正確な計算もできるし、頃合いだと思うんだけど、集団的な思い込みは、なかなか変えられないことと、これで食ってる書き手がいることと、占星術は結局はエンターテイメントだよ、という中途半端な態度が原因で、キャンペーンは進まないだろうね。やはり四柱推命のごく一部だけを切り取って、火星人とか木星人とか言って運勢のことを語るのは良くない。安岡氏がびっくりして、どん引きしたじゃないですか。太陽星占いはそれとまったく同じことをしている。といっても、多くの人はその事実は知らないからね。というようなことを、先週の、倉本氏の英語占星術本の読書会で、エリオットのチャートを見た時に思いました。エリオット、わりに中途半端な立ち位置です。迎合してるところと、はっきり言うところと、玉虫色。その原因は物欲にあります。やはり稼ぎたい。だから、嘘でも書くというチャートです。お金は社会が生み出したひとつのシステムです。なので、この社会が生み出したものを手に入れたい場合には、社会にあわせなくてはならず、ちょっとおかしいと思っても、黙ってしなくてはいけないということになるわけですね。

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講師のTさんが、恋愛成就にも、タマフリは効果的と言ったら、参加しているIさんが、予想どうり反応しました。「それって、相手の意志を曲げるってことでは。そういうの許されるんですかー」という質問です。言っておくと、恋愛成就はしません。それは相手がオーケーなら成就します。当たり前ですが。

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テレビドラマのゴーイングホームで、入院した父親の娘が、父親の挙動不審にたいして、「女ができたのよ」という発想しか持たないで、どんなことも全部そこに結びつけるのがありましたが、そしてそういうタイプの人が身近にいるとぐったりしてしまうと思いますが、これが平面三角形です。そこから離れろ、と言っても無理です。いいかげんにしろ、と言っても無理です。「こんなに心配させて、許さん」というような発言も平面三角の視点です。そしてこういう人の集まりだと、人を助けるつもりで、相手の立場を侵害するので、よかれと思ってしたことはたいてい破壊的な結果を生み出します。親切にしているのに、なぜかどんどん不幸になるんです。支配と被支配の関係しかないです。

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占星術を、この世の人生で生かす目的で使う場合、十分に実用的です。なので、これはもっと普及したほうがいいです。で、わたしがいまやってる方向というのは、どちらかというと、「この人生での可能性を模索する」ということではなく、この人生と、また違う人生、複数の「小さな自己」を統合化したところの、もうひとつ大きなベースになる「大きな自己」を模索するというものです。モーエンと対談したのも、死後の世界のリトリーバルは、実は今の自分とは違う、他の自己と関わり、それらをまとめていく大きな自己に参加することに関係した話題だからです。占星術をカウンセリングとか、また心理占星術的に使うのは、今の人生をもっと生かすという点で、個人の中にフォーカスしています。で、この場合、わたしは最近は、ひとつの人生を、72年型の意識の枠の中に入ったものと呼びますが、古い時代の占星術、土星までしか使わないものは、他の生とは関わらせない、今の人生のみが存在するということを強調したもので、これは封建時代にもっぱらシステムが固められたような面もあります。その時代には人を閉じ込めたかったのです。穴の中に。現代の占星術は、72年サイクルをこえた、84年の天王星、165年の海王星、260年くらいの冥王星が関与しています。その結果、「個人の人格の外へ広がる滲み」が加わっていて、人を72年サイクルに閉じ込めない要素、すなわちより大きな自己への架け橋も関係するようになっています。でも、この場合、滲みが原因で輪郭がはっきりしないために、混乱する要素もあります。つまり昔のように、土星以内の世界観では、肉体的にはっきりさせ、また見える世界で生きるとい

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わたしが通常の占星術をしていた期間は、40歳手前から、いまの60歳手前くらいまでの20年間の期間で、この中では、ある程度、相手の相談を考えることもできたと思いますが、いまはどういう相談を持ち込まれても、「好きにすればいいです。悩んでいる間が華。そもそも不幸に見えるような出来事になっても、それを不幸と決めてるのは、あなたの考え方によるわけだから、あなたの考え方を変えず、そのままの線上で、結果のみをどうかしようというのは矛盾している。曲がらない鉄の棒を曲げようとしているようなものだ。だから、こうやって、悩んでいるのだなーということを、しみじみ生きてることなんだーと実感することで、満足すると良いでしょう」ということで、おわりにしたい。職業は何に向いていますかという質問も、「向いている職業を考えるより、いろいろ手を出して、

世界を広げるほうが面白い」で終わると思います。もっと凄い質問はたくさんあって、「三年前に彼と別れました。復縁はありますか」という内容とかは、「しらないです」と答えたいです。でも、あらためて、恒星レベルの、中程度の大きな自己、という視点から、72年型意識の細部に入りこむと、新しい光が当てられるので、それはそれで面白いかもしれないと思います。つまり閉じ込められているところから、閉じ込められている人生をあがくということでなく、閉じ込められていない世界から、地球世界に釣り糸を垂らして、釣りを探索するということです。全体は細部に反映される。当然のことながら、大きな自己での特性は、地球的なひとつの小さな自己の人生の中にも反映されます。で、それをこの地球的人生の枠内で、すべて解決するのは不可能ということです。根がより大きいところにあるのに、それを今の人生の穴の中で、見通しを立てるのは無理なんです。そういう時には、まず、大きなところに戻り、また小さなところに帰ってくるという行き来によってのみ、ヴィジョンが決められます。限られた人生の中に、大きなものが持ち込まれた時に、たぶん、ほとんどそれは「否定的なものと解釈される」ということになると思います。把握できず、扱えないものは、みな否定的に見ようとするからです。ローカルなところで、たとえば土星単位の、社会の中でのみ成立する立場に専念しようとすると、この大きな問題からクリックアウトします。そして本人だけが匂わないという匂いを、周囲に撒き散らします。時々思うことは、より大きな範囲においてのテーマ、課題、特性を持っている人というのは、この地球に生まれてくると、たいてい表向き、精神異常な面を持っているようにみえる、という感じでもあります。それを、この世界の中にある精神分析などで扱おうとすると、かえって、こじれていく感じもあります。とじこめられていない獣を、閉じ込めていくと、

よけいへんになります。前から疑問だったのは、太陽系のある組織から来たとか、ある種の連合から来た人たちは、地上的に見て、何か壊れているような面を隠し持ってるんですよ。わたしはこのことを、いつもなぜだ???と思っていました。最近は、理由はわかったけどね。地上的に形成された適切な肉体を手に入れられないので、ぎくしゃくするという問題だけではないです。ともかく外ではまともだったのに、ここに入った途端に、制動不能な機械のようになるのはなぜだ、ということには法則の関与があります。個別破損でなく、法則の問題です。あらためて、こういう大きな自己、超個的な領域から見ての占星術を構築するのも、面白いことは面白いと思います。


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