よく私は
「厳しい神様の世界に生きてらしたのね」
と人に言うことがあって
「厳しい神様、優しい神様、
どちらの世界に生きるか選べるのよ、
軽く、占い師さんを選ぶ感覚で」
と申し上げているのですが
皆さんたとえば占いなら占い師さんを選んでいらっしゃると思いますが
占い師さんの数は星の数ほどいらっしゃって…
でも占い師さんにしたって同じテーマを扱うにしたってどういうフィルタをかけたり
どういうメッセージを伝えるかって
本当に千差万別全く違うわけです
はたまた皆さんが
どんなyoutubeを見るか、どんなブログを、どんな本を見るか、どんなご友人を選ぶか、
それら全て、どんなイメージを、どんな思考形態を、信念体系を、
強化していくか、の選択の連続ですよね
必ず、目にしているもの選択しているものによってまた
影響を受けながら生きていらっしゃるはず
その選択の連続で皆さんの人生や運命が
形作られています
そしてその選択の連続、集合が
誰か他の人と全く同じなんてことはあり得ないですよね
日々日々細かいことにおいても無数の選択の連続によって
自分が形作られている、ということをまずは意識なさってください
「無」意識のうちに選択していることをまず自覚することです。
という前提があって、そしてここからが本題です。
例えば
「優しくて」「我慢強くて」「他者に親切」な方が複数いらっしゃるとして
見た目上の行動は、ざっくりと見ると、あまり変わらないように見えるとして
しかしその内面にあるものが大きく異なっていることがあります。
A、他人軸で生きて
他者の奴隷のように生きていること
B、自分軸で生きながら
愛や思いやりを持って
人に優しくできること
この二つの生き方の間には
大きな違いがありますが
見た目上はあまり変わらないように見えるかもしれません。
実は、結果的に得られるものもご本人の満足度も大きく違ってきます。
奴隷という強い言葉をあえて使ってみましたが
大きな意味で言うと
まるで誰かの奴隷、
誰かのしもべのように人に尽くして尽くされて
人は生きますよね
誰かと一緒に生活したりともに暮らしていくとか
会社生活やあらゆる社会の中に生きるしたら
多かれ少なかれ人に尽くして尽くされてということが
発生しますよね
自分には力がないから、誰かに養ってもわないと、
と、いつもおびえながら、顔色を伺いながら、
奴隷として生きるのと
心から愛を持って人に奉仕するのとは違うのだ、
ということ。
人間は多かれ少なかれ、いろんなものの奴隷になる…
お金の奴隷にもなるし、恐れを持って、なんらかの奴隷になり
支配される…という遺伝子を多かれ少なかれ持っています。
その奴隷的な遺伝子を自覚しながら、
そうではない人生も選択できる、
という意思を持つことが大事だと思います。
Aの、他人軸で生き、そして他者の奴隷のように生きる生き方は、
いつかどこかで溜め込んできた欲求が暴発することがあります。
私には経験があるのですが、
これまでずっと他人に尽くしてきて我慢してきたんだー！という
抑圧された欲望がいつか爆発して、
今度は100%他者に依存する暴君に変貌してしまうことがあります。
たとえばですが、
これまで頑張ってきた分、彼氏ができた！となったらその方に
一気に依存しようとしてしまうこともあります。
これまで他人の「奴隷」として生きてきた分
今度は他人を、自分の「奴隷」にしてしまう…
甘えまくってしまう…
自分が誰かの奴隷になるなら
今度は自分が誰かを奴隷にしてしまう…
「他人の感情のケアをしたり
機嫌を取るのが当たり前」
の世界で生きていると、
いつしか、
「他人が自分の感情のケアをしたり
機嫌を取るのが当たり前」
になってしまいます
私自身が、母親のいいなりになり
母の奴隷のように生きてしまった過去があるし
厳しい神様の世界で生きていた過去があるので、
私は自分をしっかりと見張って、そして、
気をつけなければ、と思っています。
誰かを自分の奴隷のように扱うことは決してしてはいけないのだなと。
そして誰かに、自分を奴隷のようには決して扱わせてはいけないなと。
知らず知らずのうちに
好きな彼の自由を認めず
自分の都合で
相手をコントロールして自分の欲を満たそうとしていないか？
これは実は、育った環境によっては強い意志が必要なことと思います。
私はかつてはずっと他者の奴隷のように奴隷意識の中で生きていたなあということが
そこから出てみるとよくわかるのです
そして男性を自分の奴隷のように扱おうともしていたなあと。
自分の感情のケアをさせてお金も貢いでもらうのが当然と思いながら
自分は本当のところ何も与える気はなかった時代もありました。
いまだに私の中に彼への期待とかいろんな期待がまだまだあるのよね
それを手放していきたいと思っています
でいて、過去の選択への罪悪感は手放そうと思う
過去のことは仕方がないことだから
今ここからできることを始めたいと思う…
ちなみに私から離れていった男性は
私のこういう部分を見抜いていて
「奴隷にはなりたくない」というタイプだったのかなと思います…
奴隷という強い言葉をあえて使ってみたので
誤解を招くかもしれませんけれども、
自分には力がないから、誰かに養ってもわないと、
と、いつもおびえながら、顔色を伺いながら、
奴隷として生きるのは本当に苦しいことと思います。
そのような他者軸の人生から、
自分に軸がありながら愛を持って人に奉仕する自分軸の人生に
移行するということは
それこそ天動説から地動説への転換かのような
天地がひっくり返るほどの
意識のパラダイムシフトなのです。
天地がひっくり返るわけですが
大変なものに思えますでしょう？
ですが、誰だってそれが可能なのです。
私は奴隷意識を捨てて（陥りがちですが…）
愛を持って楽しく奉仕して愛を与え合う世界に
生きていたいなと思っています。