インチャの癒しが

延々と終わらないことで

さらに自分を責めてしまうとか

なんでこんなに終わらないのだろう?

こんなことに意味があるのか?

と思ってしまうことも

あるかもしれない。

 

 

 

日常の中で

誰かに不満を感じたりすることはある

もちろんある

その感情がすっと一瞬で消えて

切り替えられるなら問題はない。

けれど同じ感情を引きずって

その処理がうまくいかないとしたら

そこでインチャの癒しの出番です。

 

 

たとえば、

彼が「すぐに」

返事をくれなくて頭にくる

凹む

なんてことはあると思います。

 

(そのご相談が何件か続いたので

今そういうタイミングなのかなって

話題にしてみますね)

 

 

私たち子供の頃に

たとえば母親に何か話しかけたり頼んで

「あとで」

「いまいそがしいから」

などと、ぞんざいにされたことが

きっと多々あります。

 

 

今この瞬間

今やってほしいのに

今聞いて欲しいのに

今私の思いを抱きしめてほしいのに

今じゃなかったら意味がないの!

 

あーあ、私愛されてない

私大事にされてない…

 

母親が小さい妹や弟の方を優先してる…

 

「いったいどうしたら、

私の話を聞いてもらえるのかな

いい子にしてたら聞いてもらえるのかな?」

 

いい子にしてたら

うまくいった

ふりむいてもらえた

 

などの成功体験を通じて

これが正解なんだな!

というのを習得して、パターンを踏襲していく。

 

いちいち感じたり

いちいち感情を動かしてはがっかりするのなんて

疲れてしまうから

だんだんすねて

だんだん感情は感じなくなって

 

何かきかれても「べつに」

何とも感じないようなそんな自分になっていったり…

 

パターンを見つけること

 

案外それは、客観的に見ると簡単に見つかる

占いにきていただいて

お話をしていただく

今つらい

今こんなこと起きてる

具体的なお話の中から

見つかることがあるし

カードがそれを示してくれることもある

 

 

インチャの癒しは

なかなかに終わらないかもしれない

もちろんだんだん楽にはなるけれど。

 

インチャが癒されていけば、

「愛されたい」より

「愛したい」の比率が高まってくるから。

 

 

物事がうまくいかないわけがない。

 

 

要は、インチャを癒すということは

愛する力を身につけること

 

 

愛する力を身に付けたくない人は

インチャの癒しには

まったく興味が持てないと思う。

 

あるいは自分には意味がないと

思うかもしれない。

 

 

 

まだ

 

愛したい季節より

愛されたい季節を過ごしたい

過ごしていたい

その状態も

ぞんぶんに過ごすといいと思う。

 

 

 

でも

愛されたい季節は

もう苦しい…

愛されたいだけでいるのは

受け身で苦しいから

次の季節に移行したい

チャレンジしたいんだ…

 

 

そういう切実な思いから

インチャの癒しが始まっていくのだと思う。

 

 

 

インチャを愛し直すというのは

ただ愛されたい季節にいたい人には

難しいものであって

 

自分から愛する

ここのハードルは

実はかなり高いもの。

 

かつて親から

ダメな子だとか

みにくいとか

愚かとか

見下されたり蔑まれたり

否定されたような存在

自分の影においやったような存在を

 

「そのままでもいいんだよ、そのままでも本当は良かったんだよ」

なんて受け入れて愛し直すのは

相当な勇気がいること。

 

それこそ当時の親に「反抗」してしまうようなもの。

親に従わないようなものだから

2度と愛が得られないかもしれない

 

そんな行為をしてしまったら

誰からも愛されないかもしれない

 

でもそれでも。

誰もわかってくれなくて愛してくれなくても

私があなたを愛してるから

私があなたを受け入れるから

勇気を出してそれでもいいんだって

思っていいんだよ

あなたは間違ってなかったんだよ

…って

言ってあげてほしい。

 

 

親への恨みがわいてくるかもしれない

なんであのときわかってくれなかったと

怒りもわいてきてしまうかもしれない

それでも。

 

いつか親を許し受け入れ

新しい愛を結び直すことはきっとできる。

それも自分次第。

 

 

なんでこんなに

何度も癒さないといけないんだ

癒しって大変

なんで私はこんなにうまくいかない?

 

まだインチャが癒されてないことに

自分を責める…こともあるかもしれない

 

 

 

でもそれよりは

私はただ

 

あるがままそこにあるものを

ただ見つめるだけでいい

 

そう思う

 

今ここに苦しい感情があるなら

今ここにもやもやがあるなら

そこからはじめたらいい

 

 

今ここにあるものから

どうか

目をそむけないでほしい

 

 

 

もし道を歩いていてそこに岩があるとして

 

「こんなとこに岩を置いたのは誰だ!」と怒ることもできる

でもただシンプルに、岩を避けて歩くこともできる。

簡単にどけられる岩ならあとの人のためにどけてあげてもいいけれど

なかなかどけられなそうなら

避けて歩いても問題はない

 

ただそこにある岩が

どれくらいの問題なのかなって

その都度みて判断して

ただ、行動するだけ。

 

そこに、だれのせいで?とかなんで?とか

何か別の感情を貼って、

常に怒る人もあるかもしれない。

 

でも私は、ただ、そこに感情を貼らずに

「道の向こうに行きたい」

という目標をかなえたらいいって思う。

 

ありのままをただ見る

ありのまま必要なことを行動する。

 

 

だけどそれもきっと自由。

その岩のそばで

ずっと怒ってたっていい。

前に進まなくてもいい。

それも人生。

停滞と見る人もいるかもしれないけれど

そこで岩と戦ったり

岩を置いた人を恨んだり呪ったり

することも

それはそれでその人の

その時大切にしたい思い。


 

 

 

彼から連絡がこない。

彼がかまってくれない。

 

それは、ただそこに岩がある。

シンプルに

起きている現象としてはただそれだけなのだけれど

 

スルーできないのもきっと理由がある。

 

 

「彼から連絡がすぐにこない」

という

一つの事実が、

一つの現象が、

あなたの心のどんなトリガーを引くのでしょう。

どんな地雷を刺激するのでしょう。

 

 

その地雷が、インチャの傷です。

 

おそらくですが

母に構ってもらえなかった

すぐに要求を叶えてもらえなかった

待たされた

思い通りにならなかった

そのような不服の感情が

根底にあります。

 

 

 

 

岩に対して恨んだり呪ったりするのは

これが初めてのことではなくて

いつもいつも

いつもいつも

起きていることだから

ついに怒ったのだろうとも

思う。

 

 

 

でも、ただ単に

 

そこに岩があるねって

 

シンプルにとらえて

流すこともできる。

 

インチャが癒されているとは

そういうことです。

 

 

物事がどんどんシンプルに

なっていくということです。

 

 

自己肯定感を高めるというのは

 

こうやって考えてみると

インチャの癒しが

大きく関わっていそうな気がしますね。

 

 

 

そして、

愛されたい季節を脱して

愛する季節に

人を許せる季節に

移行するのは

結構なチャレンジであり

 

 

愛されたい季節というのは

 

0恥、1罪悪感、2無気力、3深い悲しみ、

4恐怖、5欲望、6怒り、7プライド、

 

あたりの受け身の季節でもある。

 

 

 

愛されたいから

愛したい

へのジャンプは

 

この7「プライド」の波動域から

 

8勇気9中立10意欲11受容に

ジャンプする

 

結構大きな

ターニングポイントになるのだと思います。

 

なので、まあまあ

ハイレベルな話でもありますし

まだ、もっと重い波動の感情を

とことん味わっていたいということも

あると思うんですね。

 

 

 

それで、この重い波動域にあって、

そこから這い上がりたいとしたら、

より高い波動レベルの

 

13愛、14喜び、15平和、16悟り

 

などの

軽い波動、高い波動のものに

触れることによって

癒しが促進されることはあるので

 

スピリチュアルとか愛とかヒーリング

癒しのようなものの使い手や

その使い手が生み出すものたちに

触れることは

 

きっと波動を上げるヒントを

もたらしてくれると思います。

 

 

でも、同時に、

8勇気9中立10意欲11受容に

ジャンプする

そこに真摯に取り組む姿勢も

多少は意識することも大事で

無条件の愛に至る道は

なかなかにチャレンジングな道です。

 

でも、だからこそ

挑む価値がありそうですね。

 

今の自分ってどのあたりかな?

インチャを癒すということを

意識されることは

相当に高い、軽やかな波動レベルに

すでにいらっしゃるということなのです。

 

もっと重い波動レベルにあっては、

インチャを癒すなんていう

積極的姿勢が

うち出せるわけがないのです。

 

0恥、1罪悪感、2無気力、3深い悲しみ、

4恐怖、5欲望、6怒り、7プライド、

 

このプロセスを丁寧に

はしごを登る必要があり

いったんは

無気力も悲しみも不安も欲望も怒りも

人を見下す優越感や劣等感

優越意識も受け入れてあげる必要がある。

ありのままにその感情も見てあげていい。

ダメなものではない

ただただプロセスの一つでしかないのだから。

 

 

 

泣いているインチャを見つけ出すのは

0恥、1罪悪感、2無気力、3深い悲しみ、

4恐怖、

 

このあたりの、

重い波動の封印を解くことでもあるので

7プライドがそれを許さない

ということもあり得ると思うし…

 

この話ができる

この話を読むことができる時点で、もうその方は、

勇気の波動を帯びているし

 

13愛、14喜び、15平和、16悟り

このレベルの波動を

自らの中に

目覚めさせようとしている方々だと思います。

 

 

インチャの癒しが完全に終わっているというのは

どういう人のことを言うのだろう。

波動域で言うと、

 

 

14喜び、15平和、16悟り

の聖者のレベルに

常に達している

ほぼ常にその領域にいらっしゃる方々かもしれない。

 

誰しも一時的にその状態を垣間見ることはあっても

その状態をずっと保つというのは

なかなかに難しいんですね。

 

たとえば1罪悪感などの波動の感情に苛まれると

一瞬で波動がガクッと落ちてしまうし。

大体の方が欲望のレベル、怒りのレベル、プライドのレベルで

日々を過ごしていらっしゃると思うのです。

 

 

でも14喜び、15平和、16悟りの域に到達すると

無条件の愛なんてものは当然のもので

 

怒りとか憎しみを感じることはもはやなく

プライドも持たない状態…

 

知識や知性もじゅうぶんで、合理的判断が可能、

でありながら、

直感で色々なことが一気に見通せる状態。

なのだそうです。

 

…そう考えると、

なかなかハードルの高い状態に思えます。

 

私のような凡人は、

まだ日々の中で丁寧に

日々の感情の葛藤や

痛みを日々日々

癒して日々日々

細やかに自分を愛していたわって

その愛を広げていくところから

始めていくしかないと思っています。

 

 

インチャが一人癒されたら

そこから癒しは波紋のように広がり

そのご家族や周囲の方にまで広がっていきます。

 

たとえばプライドの領域から、

勇気とか意欲のレベルまで上がることができれば

それは相当なジャンプであり、

すでに相当のインチャが癒されていることでしょう。

 

男性性の強化とか、

自分で作り出す、自分で歩き出す、

そして自分で自分を癒すというのは

もっと重い波動域からみたら、

ありえないほどの軽やかな行動です。

 

受け身でただ奪う、

停滞するエネルギーよりは

ずっと可能性と広がりがあります。

 

愛は自然に広がる性質を持っているので

その愛を自家発電するスキルを身につけることは

本当に尊いものだなと思います。

 

なので、

ここに挑む価値は、

あるんですよハート虹

 

勇気ある皆さんを

応援していますうさぎのぬいぐるみ虹

 

 

 

余談ですが

別の切り口から

あまりにも自己愛が弱くて困っていて…

と言う方にはこの本がまず参考になると思います。

怒りのコントロールが難しい方にも良いと思われます。

またこの本についてももっと噛み砕いて統合して話せたらなと思ってます。

 

 

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