一連の騒動の主、國母選手がいよいよ明日登場。
雑音に惑わされず力を出して欲しい。
とこう書くと、擁護派か、と思われそうだが、
はっきり言って私は腰パン大っ嫌い。
多少ならともかく、
周りにあれだけ下げた子がいたら、
やめた方がいいよ、と絶対言うし、
記者会見の舌打ちなんぞ言語道断だと思っている。
が、しかし、だ。
國母選手に対する不快感以上に、
彼を取り巻く大人に対する不快感の方が遥かに大きい。
彼の態度が悪い、服装が乱れている、というのは、
バンクーバーに行って突然起こった事なのか。
とてもそうとは思えない。
11才でプロになった、というのだから、
マイナースポーツであっても、
それなりにマスコミは追ってたはずで、
そのことを苦々しく思っていた人はいたんじゃないか、と思う。
思っても、実績を残してきた彼に、誰も何も言えなかったんじゃないのか。
それが、世論の非難が出た途端に、ここぞとばかりに書き立てる。
舌打ちシーンばかり放送する。
悪意があるとしか思えない。
その上、スキー連盟は出場辞退まで言い出す。
この期に及んで、頭おかしいんじゃないか。
そもそもその選手を選んだのはアンタ達だろう。
しかも相手はまだ21才の若者。
態度が悪いから出場辞退、と言うなら、
その前に選んだ連盟幹部が責任取って辞めるのが筋でしょう。
また、税金使って行かせて貰ってるんだから、と言ってる人がいたけど、
その人には聞いてみたい。
彼と同じ税金を使って貰えれば、
貴方は彼の位置に立てますか?と。
どれだけお金をつぎ込もうと、
才能と努力がなければ、彼の実績は残せないだろう。
その努力に対して、私は素直に敬意を払う。
幾ら態度が悪くても、だ。
何故なら自分には決してできないことを、しているのだから。
しかもウィンタースポーツはお金がかかる。
実力をつけるためには、欧米に出て行かざるをえない。
彼が11才でプロになったのも、
その費用を捻出する為だったのかな、と思う。
税金云々は、その多額の費用の一部を負担しているに過ぎない。
なんせ、日本はスポーツに投資しないので有名な国なんで。
彼の中に自力でやってきた、という気持ちがあれば、
ある程度の慢心はやむを得ないだろう。
それを修正してやるのは周りの大人の責任で、
責めるならそれをしてこなかった周りを責めるべきだ。
しかもこのタイミングで大騒ぎするマスコミに、
言語道断と思いつつ、彼が舌打ちしたくなる気持ちも、
正直分からないでもない。
どう思うかインタビューを受けていた外国人の一人が、
いいんじゃないの、危険な事を命を賭けてやってるんだからそれ位、
と言ってたけど、全くその通りで、
ウィンタースポーツは、
開会前に亡くなったリュージュの選手の例を出すまでもなく、危険が大きい。
高速化すればする程、死と紙一重の所で闘う競技が増える。
そういう危険を背負った選手を、直前に責め、
競技に影響は?と聞いたバカに至っては、
お前の方がよっぽど非常識だ、と言いたい。
彼が反省して動揺して影響が出るかも、とでも言えば満足なのか。
影響ない、と言い切ったのが気に入らないらしいから。
で、もっと腹が立つのは、これだけ非難しておいて、
もしメダルでも取れば掌返して褒めちぎるに違いない事が読めるから。
「ふてぶてしい」態度は、「平常心を保てる強い精神力」になるだろうし、
スキー連盟は辞退を言い出した事などコロッと忘れて、
自分達の手柄のように自慢するだろう。
あーむかつく。
あんまりむかつくので、彼には是非メダルを取って、
外野を黙らせて欲しいと思う。
まあ、態度は良くならないかもしれないけど(笑)
立場が人を作る、という事は絶対あるので、
バカでなければそのうち改善するでしょう。
サッカーの中田は、若い時には態度が悪い、と散々叩かれたし、
ゴン中山も、随分おちゃらけている、と不評だった。
元巨人の江川に至っては、「ふてぶてしい態度」で
国中のヒールになった。
みんな今や立派な大人ですよ(笑)
という訳で、國母選手のバンクーバーでの活躍と、
今後に期待しております。