任期満了に伴う沖縄知事選挙は、
新人の古謝玄太氏が、
現職の玉城デニー氏を、
15万票以上の大差で破った。
大体現職が強いものだが、
玉城氏はちょっと極端な感じはしていたので、
その辺が県民の気持ちが離れていった所以かもしれない。
沖縄の基地問題は確かに深刻で、
沖縄にばかり負担が大き過ぎるのは事実だ。
だが、基地があるから仕事がある、という人もいる訳で、
基地負担が大きいから、と、
多額の沖縄振興予算も組まれているのだから、
基地が無くなった、良かった、とはならないだろう。
特に市街地のど真ん中にある普天間基地は、
リスクが大き過ぎるので、
辺野古への移設は必要だと思うが、
反対派の主張は、何故また沖縄内なのだ、という事なのだと思う。
とはいえこればかりは米軍の意向を無視できない。
移設するならなるべく近くに、というのは分かる。
核の傘の下にいる以上、
それ相応の負担をしろ、というのはトランプ的発想だが、
言われても仕方ない。
ふと伊丹空港を思い出した。
これも市街地にある国際空港で、
かつては激しい騒音問題と危険性から、
周辺自治体で撤去・廃港を求める動きや訴訟が相次いだ。
で、関空ができて国際線が全部そちらに移ったら、
当然ながら発着便数がぐっと減り、
周辺が寂れてしまったのだ。
今は国内線の便数を増やして、
かなり戻してきたようだが、
国際線廃止直後は酷いものだった。
何しろ国際線カウンターのあった半分は閑散として、
廃墟化して店も無くなったし、
勿論そこで働いていた人達もいなくなった。
あれだけ廃止!と運動をしていた人達は、
これはマズイと思ったのか、
誰も廃止、を言わなくなった。
勿論、飛行機が改良されて、
騒音が軽減された事もあるだろうが、
無くなって初めて気づく不都合、というものもあるのだろう。
沖縄には申し訳ないが、
日本の最東端に位置しており、
その付近まで中国船がウロウロしている事を考えると、
守備の最先端に位置するのは間違いない。
実際、第二次世界大戦の末期に、
米軍が真っ先に手をつけたのが沖縄攻略だった。
だからアメリカは沖縄を占領したからだけではなく、
極東地域の攻守の要だ、と思って、
今もそこに居続けているのではないか、と思う。
今や中国だけではなく、
ロシアや北朝鮮も安心できる隣人ではない。
そこに米軍がドン、といる事自体が、
牽制する為には必要だと思う。
もし完全にそれが無くなってしまえば、
日本は自力で守らなければならなくなる。
核を持っている三国に対して、だ。
対抗して日本も核武装するか?
そんな事が出来るはずがない。
あれだけの被害を被った日本が、
核のボタンを他者に向けて押せるとは思えない。
であれば、今迄通り、
アメリカに守ってもらうしかない。
納得できない理不尽な要求も、
日本と国民を守る為には致し方無い。
古謝新知事は、
年齢は若いが、
薬剤師の資格を持ちながら、
総務省の官僚だった、という異色の経歴だ。
厚労省ではなく総務省を選択した、という事は、
元々地方自治に関心があったのかな。
色々な問題を抱える沖縄を、
どう舵取りしていくか、
興味もあるし、応援もしたい、と思う。