週刊女性が、女性有権者1000人に、
「歴代の最低首相」は?というアンケートを取ったらしい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f9825450475ecc227625023c95e4798153778c0
高市さんが3位で2位が麻生さん、
1位がなんと小泉純一郎だという。
正直、驚いた、というか、
やっとみんな客観的に見られるようになったのか、と思った。
2001年の首相就任当初は、
写真集が発売されるなど絶大な人気を誇った小泉氏。
自民党をぶっ潰す、と叫び、
郵政民営化を錦の御旗に大勝したが、
当時から私は批判的だった。
鉄道や郵政等、国民の生活に重要なインフラは、
民営化してはいけない、と思う。
赤字であっても続けなければならない事業はあるのだ。
鉄道に関しては、まだバスなど代替手段があるが、
少なくとも郵政の中の郵貯の部分は、
民営化に馴染まない、のは分かっていた。
人口が減り続けている日本では、
田舎の奥に行けば行くほど、
どんどん過疎化してしまう。
だが人数は減っても金融機関は必要だ。
ましてや年金受給する高齢者には、
振り込まれて引き出す口座が命綱になり、
尚且つ身近にある事が絶対条件だった。
だが、民間の金融機関は、
過疎地に出店しない。
経済の法則からいけば、
それは仕方ない事だ。
だからこそ、郵便局は必要だったのだ。
幸いな事に、民営化後も局数は、
微減で済んでいるようなので、
そこは配慮したのだと信じたい。
が、選挙の目玉になって、
票を集められる政策だとはとても思えなかった。
もう一つ小泉さんがやった最悪の改革が、
派遣の拡大。
それまでは専門的業務だけだったのが、
何にでも適用できるようになった。
人件費を抑えたい企業は、
この改悪に飛びついたが、
バブル崩壊の不景気の中で、
収入も身分も不安定な非正規雇用の若者が爆発的に増加し、
「失われた30年」が始まってしまった。
若者が将来のビジョンを描けず、
明るい未来を想像できず、
閉塞感の中でその日その日を生きるのが精一杯、だったら、
そりゃ結婚して子供を持とうと思えなくて当たり前。
人口減少は約束されていた訳だ。
結局派遣の解禁は、
既に正社員で給料の高い中高年を守り、
若者に犠牲を強いただけだった。
最近になって漸く、
これはマズイ、と気がついたのか、
同一労働同一賃金とか言い出し、
福利厚生面ではまだまだだと思うが、
人口減少による労働力不足もあって、
正社員登用もされる様になって来て、
幾分かは修整されつつある、と思う。
だが、本当に要らない改悪だった。
小泉さんの罪は重い、と今も思っている。
大体この人、自民党の古い体質を批判して人気を集めたのに、
いざ自分が辞める時には息子に後を継がせ、
一番古い体質の象徴的な世襲を続けた。
結局彼は改革者などではなく、
ショーアップが上手いだけだったのだ。
勿論、世襲が全て悪い、とは言わない。
代々見ているから分かる事もあるだろう。
だが、若い頃から親の秘書をして、
普通の社会人としての常識を知らず、
世間知らずのまま政治家になられると、
永田町の論理が全てで、
それが正しいと思ってしまう。
そして国民の方に目が向いていない。
そういう政治家は如何なものか、と思ってしまう。
なのでこのアンケートには首肯するし、
むしろあの郵政選挙の盛り上がりと大勝は何だったのだろう、と思う。
個人的には小泉さんを好きでも嫌いでもないが、
彼が政治家としてやった事は最低だと思っているので、
歴代最低、という評価には一票入れる。
そしてその世襲の小泉進次郎が、
これまた良いんだか悪いんだか、
甚だ危なっかしい。
とはいえまだ若いので、
今後安心して見られる政治家に成長してくれれば、と思う。
日本の為に、ね。
