これもやはり温暖化の弊害のなんだろう。
アメリカのアリゾナ州にある、
有名観光地、グランドキャニオンで、
短時間に降った雨のせいで、
激しい土石流が発生し、
死者や行方不明者が出ている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0b1eb02555602c3fa0379f984bb0baaeacdf90c
グランドキャニオンの周りは砂漠だ。
そこに流れるコロラド川が、
地層を浸食して削り続け、
今の深い渓谷ができている。
渓谷の上から底を眺めると、
その深さに驚く。
歩く人がアリのように見える。
だからこそ絶景なのだが、
急な斜面に雨が降れば、
全て渓谷の底に流れ落ちる。
斜面全体の降雨量が一気に集まるので、
今回の様に25mm程度の雨が30分降っただけで、
あれだけの大洪水になってしまう。
一方、コロラド川に作られたダム群では、
かつて無い渇水に見舞われている。
元々雨が少ない場所なので、
生活や農工業に必要な水を確保する為に、
コロラド川の流域に何か所かのダムが作られているのだが、
その水量がかつて無い程低下しているらしい。
同じ川の流域で、
一方は渇水、一方では洪水。
天候不順が続いて、
雨の降り方も歪になっているとしか思えない。
インドとネパールの国境近くでおきた、
死者・行方不明が5000人を超えている大規模な土石流も、
氷河が崩落して一時的にダムができた状態になり、
それが決壊していきなり大量の流水によって、
土石流が引き起こされたようだ。
つまり氷河の崩落が無ければ、
起きなかったはずの災害だった。
ネパールの外務大臣は、
自国の温室効果ガス排出量は、
世界全体の0.01%未満と、ごくわずかなのに、
自国が原因ではない地球規模の気候変動によって、
大きな被害と代償を払わされていると訴え、
温室効果ガスの主要排出国である、
中国、アメリカ、インドに対して
補償を求めている。
これだけの被害に対して、
名指して責任を追及された大国達は、
何て答えるのだろう。
特に地球温暖化なんて嘘だ、
そんな物はない、と公言して憚らないトランプは?
また氷河の崩落は中国側で起きたらしいので、
自国の被害より遥かに大きな被害が出ているネパールに対して、
習近平はどういう対応をするのだろう。
地球規模で起きている気候変動は、
最早、静観できる状況ではない。
人間が利益と快適さを求め続けて、
野放図に温室効果ガスを排出を続けた。
その温室効果ガスには、
二酸化炭素だけではなく、
その100倍から1万倍以上もの、非常に強い温室効果を持つフロン類も含まれている。
フロンは毒性がなく、
安定している為に扱いやすく、
事故も起きにくい、
便利な「夢の物質」として、
冷媒等に使われ普及したが、
後に上空のオゾン層を破壊することや、
地球温暖化を進める原因になることが分かり、
現在は使用や製造が厳しく制限されている。
それでも既に放出されてしまったフロンの、
空気中の残留量が半減するのには、
数十年かかるらしい。
残存フロンを抱えたままで、
二酸化炭素を大量に放出し続けていれば、
そりゃ温暖化が止まる訳が無い。
現在の日本の豪雨災害も、
グランドキャニオンの洪水も、
ネパールの土石流も、
根っこは同じだ。
温暖化を止めないと、
被害がどこまで広がるか見当もつかない。
食い止められるかどうかも未知数だが、
それでも何もしないよりはマシだろう。
とりあえず不必要な電気は消す、等の、
できる事から始めている。
みんなが少しずつでもできる事を探していくことで、
例え僅かでも温暖化を遅らせることができれば·····
