今日から道路交通法の改正が施行されて、

生活道路、と言われる、

主に地域住民の生活に利用され、

中央線や中央分離帯がない、

道幅5.5メートル未満の、

標識の無い一般道路の法定速度が、

60km/hから30km/hに規制された、らしい。



https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/seikatsudouro/seikatsudoro.html




改正そのものは半年前に行われ、

今日から施行、ということなのだが、

改正のニュースは見落としていたようで、

全く知らなかった。



というよりむしろ、

これまで制限速度が60km/hだった事の方に驚いた。


最近はカーナビが、

30キロ規制区域に入りました、とアナウンスしてくれるので、

何となく生活道路は30km/h制限だと思い込んでいた。

そう言われてみれば確かに、

言わない狭い道路も多い。



今回の改正は、

車の速度が30km/hを超えると、

歩行者と衝突した際の致死率が急激に高まるという統計から、

重大事故を防ぐことが目的だそうだ。


が、そもそも狭い道は見通しが悪いし、

脇道からいつ人や自転車が飛び出して来るか分からないので、

危なくてスピードなど出せない、と思っていた。

生活道路で60km/h出したら、

そりゃ危険過ぎる。



警察は、抜け道として使われる住宅地等で、

取り締まりを強化するらしい。

確かに人の少ない郊外や田舎では、

飛ばしている車もいるかもしれない。


だが、規制されたから、

捕まれば免停になるから、

スピードを落とす、のではなく、

危険性を判断する注意力は必要だろう。


事故は起きてしまえば取り返しがつかない。

我が家の近所は標識が無いので、

これまでは制限速度は60km/hだったのだろうと思うが、

こんな所をその速度で走ったら、

危険にも程がある。

細い脇道も沢山あるし、

近くに小学校や公園もあるので、

30km/hだって危ないんじゃないかな、と思う。

スケボー乗って飛び出してくる子供も多いので、

場所によっては最徐行して、

いつでも止まれるスピードを維持している。


が、地元で危険な場所が分かっているのでできるだけで、

知らない道や初めての場所なら、

分からない分、

より慎重な運転が求められるのではないか。



法改正の目的は、

事故を減らすこと。

万一出会い頭があったとしても、

重大な結果にならない為の改正のはず。


であれば、規制されたから、ではなく、

事故を起こさないためにはどんな運転をすればいいか、

各々が考えてハンドルを握るべきだろう。


そしてそれはそのまま、

危険運転や煽り運転をしない、という事にも繋がる。



危険の認識、という観点では、

こんな裁判もあった。


今日、てんかんの持病で、

運転をしない様にと医者から釘を差されていたにも拘らず、

運転して事故を起こし、

2021年7月に、

当時22歳の竹田汐里さんを死亡させて、

危険運転致死傷罪に問われた、

西馬淳子被告(56)に対する論告求刑が行われた。



https://news.yahoo.co.jp/articles/c6ce552db821cfe0d9f2d67ecb95862883d90eb7



求刑は懲役8年。

だが被告側は、

てんかんではなく心疾患が原因で、

自分がてんかんだとは認識していなかった、と、

無罪を主張している。


この被告、1度はてんかん発作では無い、と言い張り、

嫌疑不十分で不起訴になっている。

が、遺族が検察審査会に審査を申し立て、

不起訴不当の議決を得て、

再捜査の結果、今日に至った。



被告の車のドライブレコーダーに、

同乗していた姉との「てんかんよ」という会話や、

夫とのLINEで、

「てんかんの薬飲んだ?」「飲んだよ」というやり取りが残っていた事から、被告側の、てんかんだとは思っていなかった、という主張は認められないと思われる。


1度てんかんではない、で押し通せたので、

今回もそれで逃げ切れると思ったのだろうが、

裁判となれば検察も反証を並べてくる。

ドライブレコーダーやLINEの証拠は、

被告がてんかんと認識していた事を証明するものなので、

無罪主張は通らないだろう。


しかもこの被告、

自分は悪くない、と裁判官に堂々と主張したばかりでなく、

被害者や被害者遺族に謝罪もしていないと言う。

まだ若い、これから未来のある女性を死なせた事に対して、

反省の欠片も見られないので、

そりゃ遺族はやりきれないだろう。


もっともそういう態度が裁判で有利に働くとは思えないので、

刑務所の中で自分のやったことへの反省を、

じっくりする事になるだろうが。


判決言い渡しは11月だそうだ。



てんかんで医者から止められているのに運転するのは論外だが、

酒酔い運転だって煽り運転だって、

自分の意思でやめられる危険運転のはず。

今回の法改正を機に、

ハンドルを握る事の意味、

その危険性も含めて、

よく考えみたいと思う。