夏の甲子園が、

智弁和歌山の優勝で幕を閉じた。

毎年甲子園が終わると、

夏も終わりだな、としみじみ思う。

とは言っても大阪は、

今日も36℃の猛暑日だけどね(笑)



本当に決勝戦に相応しい、いい試合だった。

一時は逆転した健大高崎も素晴らしかった。


あれだけ猛打を誇っていた智弁和歌山を、

抑えた健大高崎の投手陣は凄かったし、

紙一重の闘いだったと思う。

勝負は時の運、という言葉もあるけれど、

健大高崎は甲子園で闘った6試合のうち、

4試合が1点差の粘り強いチームだった。

今日も決勝点は、

空振り三振時のワイルドピッチで入ってしまったのだから、

力の差は無かったと思う。

健大高崎チームには

1、2年生が8人もいるので、

この経験を糧に、

来年、捲土重来を期して欲しい。



今回は大会前後に大きな災害もあった。


熊本地震で九州新幹線が止まり、

博多までバスで移動した、

初出場の有明高校は、

地元の人達の思いを受けて、

準々決勝まで勝ち進んだ。


準優勝の健大高崎に1-0で敗れたけれど、

これまたいい試合だった。

そしてそこまで、「逆転の有明」という名前がつく程、

逆転逆転で勝ちあがった。



2回戦を勝った後、

千葉の豪雨災害が起きた拓大紅陵高校の選手達も、

不安な思いを抱えての3回戦になった。

負けてしまったけれど、

闘うナインの姿は、

きっと地元へのエールになったと思う。



毎年、夏の暑さが加速していき、

こんな季節に屋外球場で試合をするのはどうなのか、という議論が頻繁に起きる。

色々対策はされているが、

それでも確かに過酷過ぎる、というのは分かる。


だが甲子園が余りに聖地化してしまい、

他の場所でする、という選択肢は、

球児達にとっては受け入れ難いだろう。


1番いいのはあの場所に、

開閉式の球場を作ることだろうが、

そんな土地の余裕は付近には無い。

場所が変われば、

それは最早甲子園ではない。


元阪神の赤星が言っていたが、

高校サッカーだって国立でできるのは準決勝と決勝だけ、

甲子園も準決勝からにして、 

それまでは京セラドームでもいいんじゃないか、と。


そういう考え方もあるだろうとは思う。

でも甲子園でプレイしたいからこそ、

球児たちは頑張る訳で、

やはりあの「夢の場所」は必要なんでは無いだろうか。


昨今の「危険な暑さ」は、

選手だけにとどまらず、

応援する観客にも容赦なく襲いかかる。

勿論そこは自己責任なんだろうが、

とは言っても限度がある。



いっそ魔法か何かで、

すっぽり覆うドームを被せて、

ガンガンエアコンを稼働できればいいのに、なんていう、

荒唐無稽な事を考えてしまう。



毎年感動をくれる球児たちが、

少しでもリスクが少なく、

快適に野球が出来る様になるといいのに、と願う。


が·····


今年もいい試合を沢山見せてくれてありがとう。

勝った人も負けた人も、

試合に出た人も出られなかった人も、

活躍できた人もできなかった人も、

素敵な時間を本当にありがとう。


君達の未来に、幸多かれ、と祈る。