22年前に滋賀県東近江市の湖東記念病院で患者が死亡し、
殺人罪で服役後に再審無罪が確定した同院の元看護助手、西山美香さん(46)が、
国に損害賠償を求めた国家賠償請求訴訟の控訴審判決が25日、大阪高裁であった。
長谷部幸弥裁判長は、滋賀県警の違法捜査を認定した一方、
冤罪(えんざい)に対する検察の責任を認めなかった、
1審大津地裁判決を支持し、
西山さん側の控訴を棄却した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0debc6f5cd6c387b64584e9c9b99a8ff62e9c658
この事件の再審裁判についてはこちら
警察の違法捜査を認定しながら、
何故検察の責任を認めないのか理解できない。
そもそも警察の捜査を監督する立場にあるのが検察ではないのか?
警察からの送検事項を、
きちんと吟味、精査し、
被疑者とちゃんと向き合って話を聞けば、
この事件は何かおかしい、と気づけたはず。
現実に再審裁判では、
冤罪である、と認定されて、
無罪判決が出ている。
裁判の時点で気付かなかったのは仕方ない、とでも?
検察の持つ強大な権力を考えれば、
やった事に対する責任も、
平等に担うべきだ。
警察にだけ責任を押しつけるのはおかしい。
警察の調書を鵜呑みにして、
一緒になって冤罪を作るだけなら、
検察は機械的に起訴する「機関」に過ぎず、
存在意義など無くなるだろう。
こういう事件が起きる度にいつも思うのだが、
どうも裁判所は、同じ法務省管轄で、
同僚と言ってもいい検察に対して、
甘過ぎないか?
権力を持たない一般人の人権を踏みにじって、
権力の塊である検察を守る、って、
どう考えてもおかしい。
こんな事をやっているから、
いつまで経っても冤罪がなくならない。
冤罪事件を起こして被害者を出しても、
出した検察の方は何ら傷つかない。
だから平気で冤罪を作れるのだ。
もっと言うなら、
今は損害賠償請求の対象は国だが、
検察官個人に請求してもいいくらいだ、と思う。
他人の人生を間違いで破壊したのだから、
それ相応の賠償責任が発生して当然だ。
それが完全に免除されているから、
気軽に冤罪を作れるのだ。
間違えば自分にも負担が振りかかる、と思えば、
もう少し慎重になるだろう。
何が何でも有罪にする事よりも、
本当に有罪だろうか、
冤罪ではないだろうか、と、
立ち止まって再検証するようになるだろう。
それだけで冤罪は幾つかは減るのではないか。
西山さん側は最高裁に上告するらしい。
当然だろうと思うが、
冤罪の芽を1つでも摘むために、
弁護団には是非頑張って頂きたいし、最高裁は自戒も込めて、
権力側の反省を促す判決を出して貰いたいと思う。

