サッカーファンになってもうすぐ半世紀になるのだが、

改めて考えると

進化の具合が物凄い。



俗にドーハの悲劇、と言われる、

W杯出場の門戸が閉ざされた時、

もう出場するには自国開催しかない、と思った。


あのドーハが1993年。

深夜にダンナと中継を見ていて、

終了間際のまさかの同点に、

2人で暫し無言で固まり、

「寝よか」というダンナの声で電気を消したものの、

悔しくて眠れなかった。



その後1996年に、

2002年の日韓共催が決まり、

これで出られる、けれど、

自国開催での出場に、複雑な思いもあった。


だから97年に「野人」岡野の決勝ゴールで、

日韓大会の前に、

98年のフランス大会の初出場を勝ち取った時は、

もう狂喜乱舞だった。


自力で出られるんだ、と。


ただ残念な事に当時はアメリカ在住で、

当然アジア予選の放送などない。

仕方ないのでネットで応援掲示板に入って、

見ている人が書き込む試合経過を、

チャット状態で見ていた。


問題の岡野のゴール時は、

みんな絶叫してるだけで、

何が起こったのか分からない(笑)

えっ、えっ、えっ、どうしたの?と、

イライラしながら更新を待った事を思い出す。



2002年は、開催がやはりこの時期で、

丁度一時帰国にあたっていたので、

何とかチケットを、と思ったのだが、

日本向けのチケットサイトには全く入れず。


諦めて外国在住者向けチケットに切り替えた。


これは1つのチームを追いかけるか、

1つの開催都市に留まるか、の2つの買い方しか無く、

個別のチケット販売は無い。


幸い開催国日本は既に枠が決まっていて、

グループステージの試合がいつどこで行われるのかは分かる。

で、一試合だけ日本戦があり、

地元でもある大阪を選択した。


が、その時はまだ開催の1年以上前で、

当然出場チームも決まっていなかったから、

どのチームの試合が見られるかも不明。

しかも余りに前なので、

本当にチケットが届くのかも不安だった。

子供達にも見せてやろう、と思っていたから3人分、

なかなかの高額だったしね。


まあちゃんとチケットは届いたし、

決まってみれば観戦できる3試合の中にイングランドも入っていて、

その上、イングランド戦は席が割といい場所だったので、

当時超人気のベッカムを間近で見られる、というラッキーもあった。

日本でのベッカム人気の凄さは、

帰国して初めて知ったんだけどさ。



あれから四半世紀近くが過ぎ、

あの頃から確実に違うのは、

世界の強豪と言われる国と、

対等に闘える様になったこと。


まぐれではなく、

ジャイアントキリングでもなく、

互角に闘って勝てる様になったこと。


アトランタ五輪で前園キャプテンらが、

ブラジルに勝った時は、

1点を取った後は猛攻から守りきっての勝利だった。

だから「マイアミの奇跡」だったのだ。


だが今は強豪に勝っても、

驚きをもって見られてはいても、

もはや誰も「奇跡」とは言わない。


日本の強みはパスや連携でチャンスを作り出せる事だ。

だが個の力でゴールをこじ開ける選手はなかなか出てこなかった。

欧米の選手はむしろ個の力で得点し、

しかもそれができる人が何人もいる。

だから一瞬の隙を突かれて得点されるシーンが多かった。


体格で劣る日本人は、

チームワークで補うしかなかったのだが、

最近は体格では及ばなくても、

フィジカルの個の力で闘える様になってきた。

そこには海外の強豪チームにどんどん出ていき、

そこで揉まれて強くなった選手が圧倒的に増えた事もあるだろうし、

長年スポーツにお金と労力を注いでこなかった日本という国が、

漸く他国並みに補強に目を向けてくれる様になった事もあるのではないか。



昨日の試合は日曜の昼間、という観戦し易い時間だった事もあって、

多くの人が見てくれたと思う。


ワントップのエースストライカーである上田綺世が、

まだ得点をとれていない事に、

焦りとストレスを感じているのは見て取れた。

今日こそは、と期するものもあったろう。

見事に2得点して、肩の力が抜けて、

次戦では更に良いパフォーマンスをしてくれるんじゃないかな。



解説をしていた本田圭佑が、

年下の後輩にあたる代表選手に対して、

一緒に闘った親しい人以外には、

全てさん付けで呼んでいるのは、

最初は違和感があったけれど、

そこにリスペクトがある事が感じられて、

逆に本田、スゲーな、と思った。


ビックマウス、と言われ続け、

生意気だ、とも言われ続け、

それを実績で黙らせてきた過去を思えば、

もっと上から目線で話していてもおかしくない、と思っていたのだが、

この人は本当に日本サッカーを愛しているんだな、と実感した。


大阪弁のストレートであけすけな解説は、

賛否あるだろうが、

的確で面白いので、

興味を持ってくれた人もいるんじゃないかな。

そして彼の言ったことはピタピタ当たるので、

流石だな、とも思う。



ちゃんと試合見たの昨日が初めて、という人も多かったかもしれない。

それでもサッカーの面白さの片鱗を感じる事はできたんじゃないかと思う。


グループリーグ最終戦、

対スウェーデン戦は、

26日(金)の朝8時から。

平日の朝だし、

仕事や学校のある人が殆どだろうから、

休んでまで応援して、とは言わないけれど、

通勤前、通学前に5分でも見られたら、

気を送って!


ちなみに中継はNHK。

という事は、NHK ONEで同時配信もしていると思う。

携帯でNHK ONEをダウンロードして準備しておけば、

通勤途中でも見られるよ〜!


応援、よろしく!!