今の世の中に、まだこんな事をやっているのか、と、衝撃を禁じ得ない。


昨年6月に、障害者施設で働いていた16才の少女が、

暴行の疑いで逮捕された。

本人が否認し続けたにも関わらず、

2度も勾留延長され、

勾留中に体調を崩し、

嘔吐して救急搬送された。


脱水症状と診断され、すぐに警察署に戻されたが、

翌朝不起訴になり釈放された。



https://news.yahoo.co.jp/articles/fbaf0b72db9e888979651f8ba4e641e4e85b04c5





だが外部との面会や手紙などを一切許さない、「接見禁止」を請求した上で、
執拗な自白強要をされ、
釈放された時には、
摂食障害で痩せ細っていた。


そもそもの容疑は、
バレンタインのパーティーで、
重度の知的障害のある利用者が、
別の利用者に噛みつこうとしたのを、
止めた彼女と男性スタッフが、
顎を触れたのが虐待ではないか、と、
参加者の1人が役所に相談した事から、
4か月も経ってから暴行の容疑で逮捕された、というものだった。

ところが4か月も経っているにもかかわらず、
警察が事情を聞いたのは、
その場にいた35人のうち、
通報した1人のみ。
しかもその参加者も知的障害があった。
余りにも杜撰過ぎて言葉も無い。


亡くなった少女は釈放後、
医師の指導通りに食事を取っていたが、
体に吸収されずに低栄養状態に。
PTSD・心的外傷後ストレス障害と診断され、
体重は20キロまで減って、
去年12月、極度の低栄養状態、
「るい痩(そう)」で亡くなった。

亡くなった後の今年3月になって、
通報した参加者が、
「オーバーに言ってしまった」と謝罪したそうだが、
そんな程度の話を裏も取らず、
真偽を確かめもせず、
追い詰めて死なせた警察と検察の罪は重大だ。
しかも、取り調べで、
他の人も言っている等の虚偽の内容で、
無理やり自白させようとしたらしいのだから、
全くもって言語道断だ。


大体、今日橋下弁護士も言っていたが、
容疑者は16才、少年法下にある年齢なのだ。
本来なら家裁の範疇で、
しかも逃亡の恐れも証拠隠滅の恐れもないのに、
何故逮捕勾留だったのか。

2度に渡って勾留延長を認めて、
結果として長期の勾留で、
重度の摂食障害を引き起こしてしまった裁判所も、
ちゃんと書類を見て状況を把握して、
判断をしたのか。
まさか盲判をついたんじゃあるまいな。


昨年逮捕されたのと同じ日である今日、
母親は、検察と警察をそれぞれ管轄する国と兵庫県を相手取り、
およそ1億円の賠償を求める訴えを起こした。
記者会見で、
「教えてほしいです。なぜ娘が逮捕、拘束され、命を落とすことになったのか」と涙ながらに話したという。

そりゃ、娘がこんな理不尽な死に方をしたら、
親としては全てを明らかにして欲しい、と思って当然だ。


どうしてこんな事になってしまったのか、
警察も検察も、逮捕勾留を認めた裁判所も、
きちんと出てきて話をすべきだし、
もう亡くなってしまったけど、
被害者と遺族に、
謝罪もすべきだろう。
恐らく一度も謝罪していないと思われるので。


と当時に、16才に対しての対応の仕方も、
ちゃんと検証すべきだろう。

こんな事を認めて曖昧にしておいてはいけない。
もっと被害者が出る前に、
ルール作りもすべきではないか。