ドラマにもなったスクール・ウォーズのモデルで、
伏見工業監督だった山口良治さんが亡くなった。
今、京都市立工学院高校になっているが、
1886年創設の京都市立洛陽工業高校と、
1920年創設の京都市立伏見工業高校が、
統合して工学院高校になる、と報道された時は驚いた。
それぞれ明治と大正の時代に創設された伝統校で、
当時は結構ニュースにもなっていた。
特にラグビー日本一に何度もなった伏見工業の名前が無くなる事に、
寂しさを感じた人も大勢いたと思う。
その年にミスターラグビー、と呼ばれた、
伏見工OBの平尾誠二さんも亡くなって、
一つの時代が終わったんだな、と実感したものだった。
統合されたのが2016年だったそうで、
あれからもう10年も経つ事にも驚いた。
高校ラグビーの話題の時には、
時々ニュース等にも出ていらして、
勿論お年を召してはおられたけれど、
まだまだお元気なのだと思っていた。
直接の死因は脳梗塞だそうで、
急変、という事らしいので、
どこか大きな所で梗塞が起きてしまったのだろう。
残念だ。
山口先生の熱いスパルタは、
令和の時代にはできない指導法だろう。
だがそこに愛があるから、
厳しくてもついて行き、
慕う生徒が多かったのだと思う。
勿論、やたら根性、を振りかざされ、
練習中は水を飲むな、なんていう、
非科学的かつ危険な昔のやり方は、
淘汰されて当然だし、
科学的に理に適ったトレーニングも必要だ。
だがその上で、
愛ある厳しさもあっていいと思うのだが。
パワハラ・モラハラ・コンプライアンス。
そういう言葉にがんじがらめになって、
スポーツの世界もやり難くなっている様な気がする。
古き良き昭和の名伯楽が、
また1人、鬼籍に入られた。
つくづく、昭和は遠くなりにけり、だ。
ご冥福をお祈り致します。