今日、理学療法士が来てくれて、
義母が外を歩いていた時、
車椅子に座って休憩中に、
このまま高齢化がどんどん進んで、
みんなが長生きする様になると、
食料も足りなくなって、
世界が回らなくなるかも、という雑談をしていて、
ふと、昔見た映画を思い出した。
1973年の映画なので、
もう半世紀以上経つのか。
当時、近未来のSF、と思って観たのだが、
舞台が2022年だったことを知り、
いささかゾッとしている。
もう過ぎてるじゃん😱
その時代、人口が増え過ぎて食料が足りなくなり、
普通の食事を買えるごく一部の富裕層以外は、
プランクトンの合成で作られるという、
ソイレント・グリーンの配給で生き延びていた。
一方増える高齢者対策に、
「ホーム」と呼ばれる公営安楽死施設ができ、
そこへ行くと、
草原や大海原などの映像と、
ベートーヴェンの交響曲「田園」に包まれて、
幸せな気分で安楽死できる。
ソイレント社の幹部の殺害事件を捜査していた主人公は、
その捜査の過程で、
安楽死した死体からソイレント・グリーンが作られている事を知ってしまうのだ。
知らずに死体を原料にした食物を食べていた、なんて、
想像するのも忌まわしい、けれど、
人口が爆発して食料が足りなくなれば、
そこまでやってしまうものなのか。
知らぬが仏、ではあるけれど、
知ってしまったらどうすればいいのだろう。
それでも飢えて死ぬよりはマシ、なんだろうか。
戦争を続け、
人の命を奪う兵器にばかりお金をかけるのではなく、
人類全部が生き延びられる方策を、
考えるべき時に来ているのでは無いのか。
少なくともこの映画は、
50年前に警告していた訳だ。
今はまだそこまでは行ってはいない。
だが、将来に渡ってそんな事は起きない、と、
どうして言い切れるだろう。
為政者たちは、
権力争いばかりしてないで、
もう少し建設的な事に力を注いで欲しいのだが。