トランプが48時間以内にホルムズ海峡を開放しなければ、
イランの発電所を攻撃する、と言い出した。
それも最大の発電所から、と。
が、イラン最大の発電所は、
この国唯一の原子力発電所らしい。
幾ら何でも原子力発電所を攻撃したら、
単なる攻撃ではすまないので、
実際にターゲットになっているのは、
恐らくテヘラン近くの火力発電所だと思うが、
イラン側も、もし発電所が攻撃されたら、
周辺諸国の発電所を報復攻撃する、と言っている。
アメリカのエネルギー事情が悪化し、
11月の中間選挙を睨んで、
ガソリン価格の上昇で国民の不満が募り、
支持率も下がりつつある。
そんな中で、イランへの挑発を続けるトランプ。
実際に攻撃し、報復攻撃が行われれば、
トランプの意図とは逆に、
更にエネルギー事情は悪化するだろう。
食い止めるにはどうすればいいのか、と言えば、
トランプが攻撃を止めればいいだけの話なのだが、
それをすれば自分が負けた、と思うのだろう。
そもそも勝手に攻撃し始めたのだから、
世界が石油危機に陥るなら、
責任は全てトランプとネタニヤフにあるのだが、
恐らくイランを甘く見ていたんだろう。
少し空爆すれば、
さっさと降伏するだろう、と。
だがイランは大国なのだ。
ベネズエラの様にはいかない。
戦争を始める前から、
こうなる事は分かっていたと思うのだが、
それをトランプに進言する側近はいなかったのだろうか。
まあ、いても聞く耳持たなかったのかもしれないが。
自己評価とプライドだけはエベレスト並に高いトランプは、
自分は何でもできる、という、
万能感に酔っているのか。
だから思い通りにならないと、
動揺して支離滅裂な言動を始めてしまう。
だが、脅しでイランが屈服する、とはとても思えない。
ならばもう、泥沼化するしかない。
この戦争をやめるには、
トランプが攻撃を止めるしか無いのだが。
トランプが切った48時間が近づいてくる。
イラン側は、敵対国でなければ、
ホルムズ海峡を通過させる、と言い出してもいる。
西側諸国でも、トランプに同調する国は少なく、
トランプは大いに不満だろうが、
それでホルムズ海峡を通れるのなら、
無闇にトランプに加勢しない、と考える首脳は多いだろう。
ある意味、西側の分断を、
イランは画策しているのかもしれない。
それでも大規模な戦争を回避できるなら、アリだと思う。
アメリカとイスラエルだけが孤立する、のは悪くないかも。
ただ、日本の立ち位置が難しい。
高市さんは何とか上手くやり過ごしてきた様に見えるが、
この先、更に孤立化を深めれば、
ヨイショしてくれた高市さんに、
もっと要求を突きつけてくるかもしれない。
とりあえず48時間が経過した時、
トランプが攻撃を始めるか、が鍵になるだろう。
やれば全面戦争になりかねない。
やらなければ膠着状態が続くだろう。
世界の命運が、
あの男一人にかかっているのかと思うと、
彼を選んだアメリカ国民の罪は重い。