イスラエルとアメリカの猛攻で、

イランの最高指導者、ハメネイ師が殺害された。


その死に対してトランプは、

「史上最も邪悪な人間の一人であるハメネイが死んだ」、と発言したが、

トランプこそ、

史上最も邪悪な人間の一人なんじゃないのか。



今回、何故このタイミングでの軍事行動だったのか。

一説によると、

エプスタイン文書に衆目が集まると、

トランプにとって不利なので、

目を逸らす為だった、とか。

加えて11月の中間選挙で、

トランプ批判が強くなっているから、

今のままでは負けるかもしれないので、

目立つ成果が欲しかった、という話も。

 

もしそれが事実なら、 

他国の主権も人の命も、

一体何だと思っているんだ!という話になる。



トランプは最高指導者を殺害した事で、

イランが自分達に都合良い国になるんじゃないか、という期待をしているのかもしれないが、

逆効果になる可能性もある。


今の体制に不満を持つ若い世代はいるのだろうが、

外に共通の敵ができると、

一致団結する事もあるから。


911の時、今の分断が進んだアメリカとは大違いで、

国中がイスラム教徒やアルカイダに対して、

国を挙げて一つになっていた。

原動力は憎悪だったのかもしれないが、

分かり易い敵がいることで、

一致団結できた訳だ。


同じ事がイランで起きないとは限らない。

イスラエルやアメリカに対する憎悪が、

国民をまとめるかもしれない。



だがそうなると、泥沼の戦争が続く事になる。

そもそもイランが簡単に軍門に下るとも思えない。

今の世でも普通に自爆テロをする宗派だし、

目的の為なら手段は選ばない、のは、

トランプと一緒だろう。


どんどんエスカレートしていって、

取り返しのつかない事態にならないか心配。



イランは第二次世界大戦後に、

パーレビ国王の下、

親欧米の政策を続けていたが、

イスラム原理主義への弾圧を続けた結果、

イラン革命が起き、

パーレビ国王はアメリカに亡命した。

だが亡命を受け入れたアメリカの態度に、

激怒したイスラム法学校の生徒達が、

アメリカ大使館を囲んで抗議デモを行い、

遂には突入して大使館を占拠する。


この占拠事件は解決まで一年以上かかった。

パーレビ国王が最終的亡命先のカイロで死亡し、

イラン・イラク戦争が起きたりして、

人質解放の交渉が進むまでに、

長い時間を要した訳だ。


また同じ様な事にならなければいいが、と思う。

トランプのやった事は、

逆効果になりかねない。


結局トランプの野望は、

ベネズエラにしてもグリーンランドにしても、

世界にとって碌でもない事ばかり引き起こす。


後3年もあの男に振り回され続けるのか、と思うと、

未来は暗く見えてくる。

しかも次は何をしでかすかも心配だ。


最も権力を持たせてはいけない類の人間に、

持たせてしまった事で、

世界大戦に突入してしまう事を、

真剣に危惧している。