トランプが就任以来国際社会に対して、脅しに使ってきた相互関税が、

連邦最高裁判所で違法と判断された。


トランプが任命した、

トランプ寄りの判事が過半数を占める最高裁判所で、

明確にトランプの主張を退けた意義は大きい。

特に判決を書いたロバーツ長官は、

ブッシュが任命したガチガチの保守派だった筈だが、

それでもトランプの暴走は容認できなかったらしい。


連邦最高裁は自分の味方、と思っていたであろうトランプは、

違法判断をした判事は恥だ、と言って怒りをあらわにしたが、

それでも明確に違法、と判断されて、

相互関税を続けられない事は理解したようで、

早速、別口で10%の追加関税を発動したらしいが。



この辺りがアメリカも民主主義国家なんだなあ、と思う。

如何にトランプが独裁的に権力を行使しようとしても、

ストップをかける「良識」がある。

本物の独裁国家ならあり得ない。

そしてそれでもまた、

次の手を打とうとするところも民主主義なのだろう(笑)



トランプが就任して1年余りで、

世界中が振り回され続けている。

だが熱烈なトランプ信者以外は、

トランプが描いた幻想のメッキが、

段々剥がれ始めている様に思う。

思っていた程、自分達の暮らしは楽にも良くもなってない、という事に気付き始めたかな。



最近はボケ始めているのではないか?という不安も感じるトランプだが、

任期はまだ後3年近くある。

その間に世界はどうなってしまうのか。


とはいえ今年の秋の中間選挙によっては、

流れが大きく変わるはず。

それが分かっているから、

11月迄に、これだけの成果を上げている、と主張できるものが欲しいのだろう。

で、無理をする、と。


だがその無理は、

結局自分の首を絞めることになるかもしれない。

実際、共和党の中からも批判が出ているようだ。


その辺りもアメリカ的民主主義で、

日本なら総理大臣がやろうとしていることに、

与党内で反対しようものなら、

造反だ、除名だ、と大騒ぎになるが、

かの国は与党議員でも平気で批判する。

ある意味、健全とも言える。



来月、トランプが中国を訪問するらしい。

その前にこの判決が出たことで、

トランプがこれから何をするか目を離せない。

まだまだ訳の分からない事を言い出す可能性はある。



だがトランプ関税を巡っては、

既に1000社以上が、

返還を求めて訴訟を起こしているらしい。

最高裁で違法判断がなされたことで、

この動きに拍車がかかるだろう。


さあ、どうする、トランプ?


最高裁が返還について言及しなかったことで、

裁判は長引くと思うが、

そろそろアメリカ国民も、

トランプの無茶苦茶さに気づいてくれるといいのだが。