2年前、群馬県伊勢崎市の国道で、

トラックを飲酒運転して車に衝突させ、

家族3人を死亡させたとして、

危険運転致死傷に問われた元トラック運転手、鈴木吾郎被告(71)に、

前橋地裁は13日、

求刑通り懲役20年の判決を言い渡した。



https://news.yahoo.co.jp/articles/fc4f63c6d9c026e010b0772c95d1aa3276c09a35



この事件、被告側は飲酒運転を否定し、
過失運転にとどまると主張していた。

トラック乗車前の呼気検査ではアルコールは検出されなかったが、
事故後、車内から、
焼酎の空き容器2本が、
食事のゴミと一緒に袋に入った状態で見つかっている。
にも拘らず、飲酒はしてない、と否定し続けたらしい。

では何故焼酎の空き容器が2本もあったのか?
これに対して弁護側は、
空き容器は「青汁を飲むために家から持ってきた」と飲酒を否定し、
運転開始後は道路や周囲の車の状況に合わせて的確に走行できていたと反論したのだ。

だが事故直前には、
他の車に割り込まれたことに怒って時速90キロまで急加速させるなどしており、
とても冷静で的確な運転ができていた、とは言えない運転をしていた。

言い訳にしても酷過ぎる。
100万歩譲って青汁を飲む為に家から焼酎の空き瓶を持ち込んだ、としても、
何で2本も要るのだ?
どう考えてもおかしいし、
弁護士もこんな話が通る、と
本気で思っていたんだろうか!?


事故の約2時間後、
病院での採血で被告の血中からアルコールが検出されていることから、
「被告は検査から事故までの間に焼酎を飲んだ」と判断したが、
本人は事故後に飲酒した、とかほざいたらしい。

まあこれに関しては、
事故直後に呼気検査しなかった警察にも落ち度があると思われるが、
そう主張するなら、
2時間後の検査までに、 
いつどこで酒を調達したのか、
どこかで買ったのなら、
そのレシート出すなりしないとダメだろう(笑)


結局この嘘を並べる態度が、
著しく裁判員や裁判官の心証を害し、
全く反省してない、認定もされて、 
危険運転致死罪の最高刑、
懲役20年を下された訳だ。


そうそう、法医学者の法廷での証言によると、
血中のアルコール濃度は少なくとも1ミリリットル当たり1・4ミリグラムだったらしい。
これは酒気帯び運転の基準の5倍近い数値で、
注意能力や判断能力が著しく鈍っており、
危険運転の適用要件の「アルコールの影響で正常な運転が困難な状態」を満たすと結論付けた。


被告は最終意見陳述で、
法廷で突然土下座し、
遺族に謝罪の言葉を述べたらしいが、
これは旗色が悪いと察知して、
少しでも罪が軽くなるように、というパフォーマンスだったのだろう、としか思えない。

そりゃ71歳だからね。
これから20年収監されれば、
生きて出てこられるかは微妙。
事実上の終身刑になる可能性が高い。

だから最高刑が懲役7年の、
過失運転致死傷罪にしたかったんだろうけど、
結局自分の事ばっかり。
突然夫と父親と息子を亡くした、
被害者の妻の事なんて、何にも考えてないんだね。

この時妻は妊娠中で、
事故の2か月後に次男を出産した。
赤ちゃんの世話に追われて紛れる所もあるだろうけど、
一緒に喜ぶはずだった家族3人失った喪失感は、
想像するに余りある。


こんな主張を堂々とする被告だから、
恐らく控訴するだろうし、
高裁で棄却されても、
自分は飲酒していない、事実誤認だ、と上告もするだろう。

だが少しでも罪を軽くしたいのだったら、
潔く飲酒を認めて、反省している、とアピールした方が、
まだしもだったと思うが、
弁護士もそういうアドバイスはしなかったのだろうか?
被告共々こんな主張が通ると思ったのなら、バカ過ぎる。
ま、被告の主張に沿っただけかもしれないけど。

この罪を認めない態度は、
本当に腹立たしいので、
上級審は早く審理を終わらせて、
判決を確定させて欲しい。


と同時に、危険運転致死傷罪が設定されてから、
その要件が曖昧であることが度々問題になって、
今、法制審議会で、
数値基準の設定の為に見直しが行われている。

スピード超過に対しては、
最高速度が60キロ以下の一般道では「50キロオーバー」、
60キロを超える高速道路などでは「60キロオーバー」を危険運転の適用対象、と答申しているが、
飲酒運転に関しては、
呼気1リットルあたり「0.5ミリグラム以上」のアルコール検出を基準にする、としているらしい。

酒気帯び運転が0.15ミリグラムからで、
酒酔い運転は基準値が無く、
アルコールの影響により正常な運転ができない状態、と規定されているが、
酒気帯び運転には、
呼気中アルコール濃度:0.25mg/L以上の高濃度と、
呼気中アルコール濃度:0.15mg/L以上0.25mg/L未満 の低濃度の2つある。

この事から高濃度認定ラインの2倍、という数値を出してきたのだと思うが、
これって高過ぎないか?

アルコール濃度に拘らず、
飲酒して死亡事故を起こしたら、
即危険運転でいいのでは?

そもそも禁止されている飲酒の上でハンドルを握っているのだ。
その時点で相当悪質だ。
しかも結果は重大。
それでもこの手の事件が後を絶たない。
少しでも抑止を考えるなら、
飲酒運転を事故を起こしたら厳罰、を、
社会全体に浸透させるしかない、と思うのだが。

と同時に、飲酒運転で死亡事故を起こしたら、
殺人罪を適用できないものか、と考えてしまう。
飲酒して運転すれば、
事故のリスクは高くなるはずで、 
それでも構わない、と運転した時点で、
未必の故意を適用できないかなぁ。 
ちょっと無理があるか···

でもそれ位、飲酒運転に対しては厳罰化して貰いたい、けど、
見直し中の法制審議会の委員が、
22人のうち、女性と思われる名前が3人しかいないんだよね。
法曹関係に女性が少ない、という事もあるのかもしれないけど、
男性が決めると飲酒に甘くなりがちなんじゃないか、と勘繰ってしまうわ。

委員の皆さんには、
飲酒運転は許さない、という、
強い姿勢を打ち出して貰いたいと思う。