各社の世論調査によると、

自民が単独で安定多数を取る勢いなんだそうだ。


本当か?と驚く。


前回選挙で大敗した原因の一つになった政治と金の問題は、

何一つ進んでいない。

経済対策も、国民民主が主張したガソリン減税と103万円の壁問題以外、

自民独自の物は全く形になっていない。

前回の選挙前と状況は殆ど変わっていないのだ。



これで自民が勝てるんだったら、

国民は何を求めていたんだろう?

高市さんのファン投票なのか?



日本だけではないが、

どうも国民はフワッとしたムードに弱いらしい。

そういえば小泉さんの郵政民営化の時も、

敵対勢力、という言葉に乗せられて、

民営化に反対するのは悪だ、という風潮になり、

自民が大勝した。



私は天邪鬼なので、

あの時も反対した。

結果、民営化して、

簡易郵便局等は閉鎖もされていて、

地方のインフラを支えてきた郵便局が、

減った事によって年金振込口座等で困っている人もいると思う。


まあ危惧した程減らしてはいないようだが、

ならば何故民営化する必要があったのかも疑問だ。

郵便三事業を分ける、という話だった筈だが、

田舎の方に行けばそれだけの人員確保が難しく、

結局他事業に委託する、なんて事も起きているらしい。



それ以外に大勝した小泉さんがやったのが、

派遣の解禁。


それまで特殊技能者に限られていた派遣社員を、

一般事務職にまで広げて、

要は全ての職種で派遣を可能にしてしまった。


その結果、企業は経費節減になっただろうが、

労働側の待遇はガクンと落ち、

「失われた30年」の一因となってしまったのだ。


それが問題になって、

今は同一労働同一賃金、が推奨される様になったが、

今更感が否めない。

小泉さんの改悪によって、

こうなる事は分かっていたはずだ。




また、消費税減税や現金給付をするなら財源は?が問題になっている。


何故大企業の内部留保に課税しないのだ?

法人税だけは何度も下げられているはず。

それで大企業が潤い、 

多額の内部留保ができるようになった訳だ。

だからそこからゴッソリ税金を取ったって、

内部留保、なんだから、

企業経営に支障は出ないはず。


多額の税金を取られるのが嫌なら、

社員に還元すればいい。

給料を上げて経費を増やせばいいのだ。

そうなれば減税しなくても、

昇給分で賄えるだろう。


ついでにいえば、

下請け孫受けの会社への支払いもキチンとすべきだ。

そこを値切って利益を増やしても、

結局税金で持っていかれるのなら、 

ちゃんと適正な金額を支払う様になるのでは?


日本の中小企業の割合は99.7%で、

大企業は僅か0.3%だが、

売上の方は、大企業が全産業の6割弱を占めている。

だから莫大な内部留保ができる程、

大企業は儲かっている訳だ。


それを税金という形か昇給という形か、

いずれかで大企業が供出すれば、

「金は天下の回り物」となり、

世の中がスムーズに動いて行けるのではないか。



が、しかし



今の状況で自民が大勝してしまえば、

また好き勝手始めそうで心配だ。

何でもできる、だろうから、

小泉さんがやったみたいに、

改悪ばかりされたら、

失われた30年が、40年にも50年にもなってしまう。


ここで勝ったら、

少なくとも向こう4年近く、 

自民の好き放題の政治になってしまうだろう。

とりあえず2年半後迄は参議院の劣勢は変わらないが、

予算で衆議院が優越する以上、

自民がやりたい事には予算が付随できる。



高市さんのやる気は認めるけれど、

これで大勝できれば

用済み、とばかり、

彼女の足を引っ張りにかかる政治家が出てくるのではないか、とも心配している。

うっかり失言がちょいちょいあるので、

それを利用されないとも限らない。



このまま自民を勝たせて大丈夫か?と、

危機感を持つ人はそう多くないのだろうか?