少し前まで病院等では、
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)が知られていたが、
今、VRE(バンコマイシン耐性腸球菌)等の新しい耐性菌が増えているらしい。
強力な抗生物質にも耐性を持ち、
つまりは薬が効かない菌が出てきている、という事だ。
それらの菌に効く新しい抗菌薬の開発が急がれる中、
できたとしても、更にその薬に耐性を持つ菌が出てくる。
いたちごっこが続く。
そして以前は病院の中で、
免疫力が落ちている患者の間で広まったMRSAだったが、
最近は普通に暮らしていて、
どこで感染したか分からない感染も増えているらしい。
そもそもは抗生物質を濫用していた事が悪かったとも言える。
以前は熱が出れば、
とりあえず抗生物質、という流れがあった。
だが風邪などのウイルス性の病気には効果が無い。
効果が無いだけではなく、
中途半端に抗生物質を取り込む事で、
知らず知らずのうちに耐性菌を増やしてしまっていたらしい。
最近は抗菌薬や抗ウイルス薬は、
自己判断で途中で止めずに、
必ず全部飲み切って下さいね、と言われる。
完全に菌やウイルスを叩き切る前に、
減った状態で止めてしまうと、
生き残った菌やウイルスが耐性化する。
正しく投薬して貰うのは医師の仕事だが、
それを正しく摂取するのは、
患者側の責任だ。
このまま耐性菌が増えていけば、
2050年、つまり後24年後には、
世界中で耐性菌による死者が1000万人を超え、
癌による死者数を超えてしまう、と言われているそうだ。
食い止めるには、医薬の進歩に期待するしかないが、
同時に我々1人1人ができること、すべきことを、
考えていく事も必要だと思う。
その頃には我々世代は多分生き残ってないと思うけど、
若い人ほど気をつけて欲しい。