そもそもトランプとプーチンが話し合って何を決めるのだ?と思っていたが、

案の定、何も決められず何も進展せず。


大体一方の当事者抜きで、

決められるはずもないし、

決めたってウクライナもヨーロッパ諸国も納得しないだろう。

結局トランプとプーチンのただのパフォーマンスか。



しかもプーチンの発言がふるっている。



「ロシアはウクライナを兄弟とみなしており、現在もそう考えている。

今起きていることは悲劇だ。

ウクライナ危機の終結に関心がある。

ウクライナの安全保障に取り組む用意もある。

トランプとの合意がウクライナの平和への道を開くことを期待している」だって。



なかなか笑わせてくれる。

一方的に侵略戦争を始めた男が何を言っているんだか。


今、ロシアを兄弟なんて思っているウクライナ国民は1人もいないんじゃないかな。

むしろ家族や仲間を殺され、

家を奪われ、

憎悪の対象でしかあり得ないのに。



プーチンが目指す終結は、

ウクライナからできるだけ多くの領土を奪う事のみだろう。

それを受け入れろ、と言うなら、 

トランプもプーチンに、

つまりは侵略戦争に加担している訳だ。


やっている事は、

完全に独裁者の言動だが、

仮にもトランプは世界最大の自由主義国家のトップなのだ。

共産主義の独裁者にすり寄ってどうする。

情けないし恥ずかしいわ。



当初予定されていた1対1の会談ではなく、

3対3に急に変更になったのは、

ルビオ国務長官辺りが、

トランプが妙な約束をさせられることを危惧したからではないか、という気がしてくる。


戦争は早く終わらせたい。

だがその為にロシアとプーチンを利するなら、

断固戦う、と、

ゼレンスキーやウクライナ国民は思っているかもしれない。


そういう気持ちを抑えてまで、

和解させるのは簡単ではない。

だがハッキリ言って、

プーチンにおだてられていい気になっているトランプでは、

完全に力不足で、

プーチンの掌の上で転がされているだけに見える。


むしろここでトランプが余計な口を出す事で、

事態が更に悪化しないか心配だ。



世界政府の絶対君主の様な人が存在して、 

こういう理不尽な揉め事を一刀両断に解決してくれればいいのに、と思うけれど、

そんなマンガでも無いような絵空事は、

決して起きないよね。


ならば我々のような一般市民が、

少しずつでも解決の方法を探り、

ささやかであっても圧力をかけ続けるしかないのかな、とも思う。


闘い続けたウクライナの人々が、

平和と、平穏な当たり前の生活を取り戻せる日が、

1日も早く訪れる事を祈って止まない。