今度は重量挙げ部。
本来は授業料などを免除されている特待生から、
初年度だけ支払えと言って金をだまし取ったとして、
元監督の難波謙二容疑者(63)が、
詐欺の疑いで逮捕された。
難波容疑者は容疑を否認し、
「寄付金として保護者の了解を取り付けて、もらったお金という認識だった。私的に使用した金は一切ない」と話しているという。
だが実際は不正に得た徴収金の一部を、
研究室のキャビネットで保管しており、多くは私的に利用されていたという。
スーツや香水、バッグの購入のほか、愛車の車検やコーティング費用などに充てていたらしい。
この難波容疑者は、約20年前から、
コーチに指示して特待生に対し、
入学時の大学への納付金として、
本来払う必要がない授業料などを含めた金額を記載した独自の請求書を偽造し、保護者に送付していた。
そして大学ではなく、
重量挙げ部の口座に振り込ませ、
金の一部を詐取した後、
正規の振り込み依頼書を使って、
学生名義で大学に納付金を振り込んでいた。
完全に詐欺だよね。
大学はこうした「代理徴収」の手口に気づいていなかった。
この手口は少なくとも20年ほど前に始まり、
不正徴収額は計約5320万円に上っているらしい。
日大は、別の不祥事を調査する中で今回の不正を把握。
被害が確認できた元部員の保護者ら58人に不正徴収相当額を全額返金した。
だが、奨学生からの不正徴収は、
重量挙げ部だけでなく、
他の競技部でも横行していたらしい。
日大の調査では、陸上競技部では10年間で25人から計約4400万円、
スケート部でも7年間で29人から計約2400万円の学費を不正に受け取っていたという。
今回逮捕された難波容疑者は、
悪質タックル問題で辞任した、
田中元理事長に近い人物だったそうだ。
あれだけ社会を騒がせる大問題を引き起こし、
体制一新を言いながら、
田中ルートは依存としてはびこっているらしい。
経営陣からは一掃しても、
コーチレベルでは元理事長イズムが生き残り、
不正を続けていたと思われても仕方ない。
実際、このケースでも、
コーチが何度もやめて下さい、と諌めていたと言う。
が、監督は聞かない。
確かにスポーツは結果が全て、という側面はある。
だが学生スポーツなのだ。
教育の一環、というのが大前提のはず。
なのに実績を上げて、
長く監督を続けていると、
独裁政権の様に「君臨」し、
誰も逆らえなくなるらしい。
どこの体育会系クラブでもそうだとは思わないが、
日大でこれだけ次々と不祥事が出てくるのは、
日大自体の体質が問題なのではないか。
この監督も私より2歳下。
現役時代の体育会系と言えば、
大なり小なり強権的な傾向はあったろう。
とにかく「根性」でやっていたきらいは否定できない。
それでも不正がダメなのはいつの時代も同じはず。
学生に対して、恥ずかしいとは思わないのか。