綾辻行人のデビュー作、
「十角館の殺人」が、
去年Huluオリジナルでドラマ化された。
地上波でも今年の正月に5夜連続で放送されていて、
録画したままだったのだが、
漸く観た。
文章だから成立したトリックを、
どうやって映像化するんだ?と言われ続け、
映像化は不可能と言われていたこの作品、
髪型を変える事で違和感無く成立させているのには驚いた。
正直、読んだのは30年以上昔で、
新本格、と言われ始めた頃だったので、
内容は殆ど覚えていなかったのだが(笑)、
原作を傍らに置きつつ観ていると、
原作に忠実に作られているのにビックリ。
まあ電話が昔ながらの家電だから成立したアリバイトリックは、
今の時代の携帯ならアリバイにならないんだけどね。
でもこの作品が映像化できたことで、
続く綾辻氏の館シリーズ、
今後も映像化できるかもしれない。
その為にHuluに加入しようとまでは思わないけど、
地上波で放送されたら観ちゃうな、多分。
できれば青木崇高氏演じる島田潔は続投希望。
あの胡散臭さが、妙に嵌っている(笑)
日本で本格派は絶滅危惧種扱いをされていたのが、
綾辻氏を筆頭に有栖川有栖、法月綸太郎、我孫子武丸等がデビューして、
息を吹き返した。
その後も続々と続く人が出て、
今も脈々と受け継がれている。
か、やはり綾辻氏の功績は大きい。
彼がいなければ、
日本で本格推理小説は廃れていたかもしれない。
という訳で、長く本棚の肥やしになったいた本を、
改めて手に取っている。
やっぱミステリは好きかも。
そう言えば最近、
知念実希人の天久鷹央シリーズが、
実写化されることを知った。
で、それに先駆けてアニメ化もされていたようで、
先日たまたま深夜アニメになっていたのを発見。
ドラマ化されているのを見て原作を読むのもよくあるのだが、
こうして気に入って読んでいた小説が、
アニメ化や実写化されると、
ちょっと嬉しい。
天久鷹央は橋本環奈、
小鳥遊優は三浦翔平だそうで、
きっとこれも観ちゃうな(笑)