あれだけ目立つ場所での犯行なので、

逮捕は時間の問題だとは思っていた。


かなりはっきり顔の分かる防犯カメラ映像だったし、

防犯カメラを追っていく事で、

いずれ容疑者に辿り着くだろう、と。


それでも捕まるまでは、

周辺の住民は緊張していたに違いないし、

子供達も通学にも神経を遣ったと思う。

まずは逮捕されて良かった。



実際、240件の目撃情報が寄せられたらしいし、

現在は街中に防犯カメラがあって、

車にはドライブレコーダーが搭載されている。

またNシステムやオービスも、

主要幹線道路には相当数設置されているので、

当該時間に通過した車を特定できる。

その車の持ち主に、

ドライブレコーダー映像の提供を依頼すれば、

犯罪捜査だし、殆どの人が協力してくれるだろう。

つまり時間をかければ、

かなりの確率で追跡できるということだ。


今回も事件発生から4日目の朝には逮捕されている。

長野県警、頑張ったね。



その逮捕時、

早朝に踏み込んでいるのだが、

窓から飛び降りてしまわれるのを防ぐ為に、

予め窓下に救護用のマットレスを敷き、

室内からチェーンソーらしき音がしていたとかで、

万全の準備で逮捕に向かったようだ。


もっとも逮捕された46才の矢口雄資容疑者は黙秘を続けており、

犯行動機や、無差別だったのか特定の誰かを狙ったのか、も、

まだ分からない。

今後の取り調べて判明してくるとは思うが、

何故こんな通り魔みたいな事をしたのか、

理解に苦しむ。


ただ、こういう事件は模倣し易いのか、続きがちで、

またか!?と思った岐阜の事件は、

まさかの自作自演だったらしいが、

やはり暫くは気をつけた方がいいと思う。


と同時に、失われた命は戻ってこない。

亡くなられた丸山浩由さんと、

そのご家族、ご友人にとっては、

単純に容疑者が逮捕されて良かった、とはならないだろう。

せめて矢口容疑者は、

黙秘なんていう姑息な事はしないで、

取り調べに応じて欲しい。



亡くなられた丸山さんのご冥福と、

怪我をされたお二人の1日も早い回復を、

心からお祈り致します。