あれだけ世間を騒がせて、
驚異の再選を果たした兵庫県の斎藤知事が、
今度は公職選挙法違反で告発された。
公職選挙法というのは非常に分かり難い法律だが、
まあこの件に関しては、
PR会社の女社長がアホ過ぎるだろ、とは思う。
彼女が余計な自分のPRをしなければ、
仮に公職選挙法に触れる行為であったとしても、
誰も気づかなかっただろうから。
だが斎藤知事を見ていて改めて思うのは、
いつも自分軸なんだな、ということ。
公益通報の件でもハラスメントの件でも、
何も問題は無かった、の一点張りだった。
今回も法令違反はしていない、と主張するのみ。
自分はこう思っていた、で通るなら、
警察も裁判も必要無いんじゃない?
本当に違反していなかったとしても、
兵庫県庁と過去に付き合いがあり、
今後も「仕事を回す」事になるかもしれない相手に、
「ボランティアで手伝って貰う」事自体、
脇が甘過ぎるだろう。
まああの状況で他に助けてくれる人がいなかったのかもしれないが、
彼女の手柄話、の書き込みを見ていると、
とても純然たるボランティアで手伝っていたと思えない。
現実に、自分が当選させた、と言わんばかりの言い方で、
この当選を利用して仕事を広げようとしている、と、
少なくとも他人に思われる言動をしているし、
今後の兵庫県との付き合いで、
見返りを期待してるんじゃないか?とも思える。
結局斎藤知事は、
SNSを駆使して当選はできても、
政治家には向かない人なのかもしれない。
やたらと「謙虚に」を連発しているけれど、
やってきたことは謙虚とは程遠いし、
人間の本質なんて、
そう簡単に変わるものでも無いから。
正直、兵庫県で何が起ころうとも、
県民でもない身には関係ないのだけど、
あの顔がしょっちゅうTVに出てくるのは不愉快だ。
もうマスコミに取り上げられる様な、
問題を起こさないで、
静かに知事やっていて、と思う。