過去にない9人が立候補した、
自民党の総裁選挙。
事実上、総理大臣を決める選挙だが、
殆どの派閥が解散した事で、
候補者の数が増え、
投票の行方が分からなくなっていた。
下馬評で人気があると思われた小泉進次郎氏は、
党員票が伸び悩んで3位に沈んだ。
まずは落ちてくれて良かった。
各候補が主張を述べている時に聞いた、
彼の発言にズッコケた。
曰く、カナダの首相は就任時42才、
私は今42才、同世代同士、
胸襟を開いて親交を深めることができるだろう。
曰く、金正恩氏とは親同士が会っている、同世代だから話ができる!
と力強く語っていたけど·····
コノヒト、ナニイッテンノ?
政治や外交を舐めてんの?
こりゃダメだ、と思った。
10年後、20年後は分からないけど、
今の小泉氏じゃ、
トランプになろうがハリスになろうが、
太刀打ちできるとは思えないし、
ましてや習近平や金正恩なんて、
鼻先であしらわれて終わりだろう。
そういう意味じゃ、
やった政策は承服できないけど、
お父さんはもっとしたたかだったよ。
で、高市早苗氏と石破茂氏の決選投票に。
やはり高市氏の極右感が敬遠されたのか、
結果は逆転で石破総裁の誕生となった。
党員票では拮抗していたが、
決選投票になった時の、
各都道府県毎に票の多い方に一票、という計算方法では、
石破氏が少しリードになり、
加えて議員票で更に16票の差をつけての勝利となった。
うちのダンナが面白いことを言っていた。
どちらも嫌われているから、
どちらがより嫌いか、の判断やな、と(笑)
まあそれは言い過ぎだと思うが、
右寄り候補と左寄り候補なの?
そういえばもう20年近く前になるが、
福井晴敏の「亡国のイージス」という小説があって、
その映画化で、防衛疔や海自、空自の全面協力が得られたのだが、
当時の防衛庁長官が、
原作ファンでもあった石破さんでなければ、
恐らく実現しなかっただろう、と言われていた。
当時のイメージだと石破さん、
どっちかと言うと右寄りだったんだけどな🤔
ともあれ昨今のロシアや中国、北朝鮮のキナ臭い動きを見ていると、
経済畑の高市氏より、
防衛庁長官や防衛大臣の経験がある石破氏の方が、
適任かもしれない。
さて、石破氏はどんな組閣をし、
どんな党人事をするか。
まずはお手並み拝見、といきたい。