県議会議員全員から辞職勧告された、
斎藤兵庫県知事が、
昨日の会見中に見せた涙は、
一体何の涙だったのだろう。
記者から、
「その涙は亡くなった元県民局長への後悔の涙か?」と質問されて
「自民党の議員と維新の皆様に対して」と答えた。
「こういう状況になったということは、申し訳ないなという思いで、自分自身に対して悔しい思いであります。
でも、先生方もですね、
心から今も感謝はしていますので、
本当に申し訳ないという思いでいます」
正直、ぶっ飛んだ。
こういう事態になった悔しさ、と、
支援してくれた議員達への申し訳無さ、なのだそうだ。
先日の道義的責任が分からない、発言の時も思ったけど、
この人、ズレまくり。
何が問題で辞めろ、と突きつけられているのか、
この期に及んでも理解していないのか。
呆れる、を通り越して、恐怖すら感じる。
この人、宇宙人なの?
言葉が通じないの?
知事が辞職したり不信任決議が可決されると、
知事選をすることになる。
その知事選の経費が18億円。
不信任決議を受けて知事が議会を解散させれば、
議会選挙に更に16億円。
知事の退職金や公用車で節約したところで、
桁が違うんですけど。
その上、今やってる百条委員会も、
議会が解散すれば止まるらしい。
斎藤知事にすれば、
その方がいいのかもしれないけど。
確かに頑張って欲しい、という県民も、
いるにはいるらしい。
県民の大多数が今も応援してくれている、と思うなら、
維新が言うように、
辞任して出直し選挙をすればいいのだ。
知事選に関して言えば、
斎藤知事が再選した場合は、
元々の任期までの、
来年7月末迄の1年足らずになるが、
他の人が当選すれば、
そこからの4年となる。
この状態で再選されるとは思えないので、
それなら選挙が1年前倒しされるだけ。
いずれ必要となる経費だ。
だが、知事があくまで辞任せず、
不信任決議が可決してそれでも納得せず、
議会を解散させた場合、
去年やったばかりの県会議員選挙を、
またやる事になる。
16億をかけて。
県民の為に、と言いながら、
自分が粘る事が、
一番県民の為になってない、と、
本当に気づかないのだろうか。
それとも意地になっているのか。
昨日の会見時の涙の理由を聞くと、
本当にこの人は自分の事だけしか考えてないんだな、と、
益々残念な気持ちになる。
八方塞がり、とか、四面楚歌、とか、
色んな言い方をされているが、
いつどんな決断をするのか。
ま、「おねだり」した名産品は、
知事が広報活動をした訳じゃないけど、
ニュースで散々取り上げられて、
名前は売れたかもね。
差し上げた側も、
こんな宣伝は望んでいなかっただろうけど。
いずれにせよ、来週の木曜日に、
兵庫県議会の定例会が始まれば、
何らかの決着は着くだろう。
さあ、どう転ぶかな。