2022年6月29日に大分県別府市で発生したひき逃げ事件。

信号で止まっていたバイク2台に軽乗用車が追突し、

19歳の大学生1人が死亡、

1人がけがをした。


現場から逃走した八田與一(はった・よいち)容疑者(27)は、

道路交通法違反の疑いで全国に指名手配されたが、

2年経った今も逮捕されず。


有力な情報提供には遺族が最高500万円の懸賞金をかけており、

それなりに情報は寄せられているようだが、

未だに行方はわかっていない。



この事件、指名手配容疑は道路交通法違反だが、

八田容疑者が直前に近くの商業施設で言いがかりをつけ、

被害者の乗ったバイクの後をつけ、

信号待ちをしている所に、

ブレーキも踏まず、

むしろアクセルを吹かしてスピードを上げ、

軽自動車を真っ直ぐにぶつけている。



これが道路交通法違反?

単なるひき逃げ?

ハッキリ殺意を持った殺人では無いのか?



警察庁は昨年9月、

「殺人と同様の凶悪性がある」として同種事件で初めて、

「重要指名手配容疑者」に指定した。


ならば何故殺人罪に問わない?

今後切り替わるかもしれないが、

このままだと道交法違反だと7年で時効だ。

殺人罪になれば時効は無くなる。


この容疑者、もう2年逃げたのだから、

後5年逃げ切ってやる、と考えていそうに思える。

逆に言えば殺人罪を適用され、

一生逃げ続けなければならない、となれば、

キレ易いらしいので、

ヤケクソになってトラブルを起こして見つかるかもしれない。



交通事犯で殺意の認定は難しい、と言うが、

凶器になれば自動車は、

ナイフや拳銃よりも簡単に人を殺せる。

このケースの様に、

真っ直ぐにぶつけてそのまま逃げて出てこないのだから、

故意を認定しても良いのではないか。


むしろ被害者が死亡した場合、

救護義務違反、ではなく、

救護せずに逃走した時点で、

殺人を適用すべきではないか。


接触した事に気づかなかった、

人とは思わなかった、と容疑者が主張するような事件はともかく、

この事件の様に車が大破し、

容疑者が徒歩で逃げた、という場合、

轢いて逃げるという意志があったと

認定してもいいと思う。


2年も捕まらないことから、

既に自殺しているのでは?という説もあるが、

とても自殺する様なタマには見えない。

それどころか、

捕まえられない警察の無能さを、

せせら笑ってそうだ。



事件から2年が経ち、

あちこちで報道される事で、

目撃情報が増えて、

1日も早く逮捕される事を願いたい。

そして自分のやった事を、

塀の中でじっくり考えて貰いたい。

もっとも反省する様な人間は、

そもそもこんな事件を起こさないかもしれないが。