埼玉県の元ブリーダーの男が、
動物愛護法違反の疑いで逮捕された。
この男、渡部幸雄容疑者は、
繁殖能力の無くなった小型犬3匹を、
生きたままケージごと、
ビニール袋に入れて窒息死させたらしい。
逮捕前の任意の調べで、
「繁殖犬はもらい手もいないし、
エサ代もかかるので始末するのがブリーダーの責任。だから殺した」という、
身勝手極まりない発言をしている。
こういう男は、
手足を縛ってビニール袋の中に放り込んで、
ジワジワ窒息させてやりたい、と思うが、
まあそうもいかない。
だが去年も寝屋川で逮捕者が出ていて、
悪質なブリーダーが後を絶たない。
勿論、愛情を持って適正に繁殖しているブリーダーもいるのだろうが、
こんな事件を聞く度、
高額で取引される犬や猫を、
金儲けの為に繁殖させる、という事自体にも、
否定的になる。
とんでもない、と思うが、
結局買う人がいるから、
効率良く繁殖させることばかり考える奴が出てくる訳で、
売れなくなればそういうブリーダーは減るだろう。
だから「ペットを買ってくる」人が、
1人でも減って欲しい、と思う。
大体、何故飼うのに高額の犬や猫でなければならないのか?
保護施設や保護団体に行けば、
里親を求めるペットは沢山いる。
今時はネットで検索すれば、
里親募集の掲示板も山程出てくる。
実際、うちにいるコは、
亡くなった最初のミックは、
アメリカにいた時にアニマルシェルターで貰ってきたけど、
帰国してからの3匹は、
掲示板で探して連絡して譲り受けた。
確かに里親募集で貰うと、
外に出さない、とか、
ワクチン接種や避妊手術をする、という書面にサインしたり、
写真送ってくれ、とかの面倒臭い事はある。
飼育環境を確認に来られたり、
トライアル期間があったり、と、
店で買う方が簡単、と思う人もいるだろう。
でもそれは、
犬や猫を送り出す側が、
幸せになって欲しい、と願っているからこそだ。
実際、虐待する為に里親になっていた奴もいた様で、
相手がどんな人か分からないし、
どんな家かも分からないのだから、
確認したい、と思うのは当然だろう。
そしてそれが確認できれば、
譲渡側としては、
安心して次の里親探しに専念できる。
家族を貰ったんだから、
それ位の安心感を提供してもバチは当たらない。。
大した手間でも無いんだし。
ペットを欲しい、と思っている人は、
今一度考えて欲しい。
ペットと一緒に幸せに生きるのに、
ペットショップで買ってくる以外にも方法はある、という事を。、