暫く前から、3000回記念コンサートの放送をしていて、

27日の放送は、

その最終回だった。

大好きなさだまさしと鈴木雅之のデュエットで、

「道化師のソネット」が流れて、

昔、それがテーマ曲だった、

さださんが主演の映画、

「翔べイカロスの翼」を観に行った事を思い出した。


実在のキグレサーカスでピエロを演じた、

栗原徹氏を描いたノンフィクションを原作とするこの映画、

ファン以外にはそれほど知られてはいなかったと思うけど、

涙無しには見られない作品だった。



そしてラストは、

去年亡くなった谷村新司氏の昴を、

過去最も多く出演していた本人の歌唱と、 

ゲストの歌唱を合わせた演出。

これまた、チンペイさん、早すぎるよ、と涙。



最近、人生の終焉について考える事が多くなった。

親しい友の死もあるし、

長年馴染んだミュージシャンや俳優や作家の死もある。

万人が避けられない、死、という現実は、

時期の差こそあれ、 

万人に平等に訪れる。



私に残された時間は、 

後どれ位あるのだろう。 

そして「その時」までに、 

後どれ位の事ができるのだろう。


考えても答えの無い問題ではあるのだけど、 

だからこそ、

今を一生懸命生きなきゃね、と、

改めて思う放送だった。