アメリカのバイデン大統領が、

イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、

イスラエル軍の攻撃で、 

パレスチナ自治区ガザで活動中の、

国際NGO職員が死亡したことについて、

「容認できない」と非難した。


そして、民間人を保護する措置の公表と実施を改めて求め、

対応次第ではガザを巡る米国の政策を変更すると警告した。



民間人を巻き込まない、どころか、

ハマス殲滅を言い訳に、

実は民間人も含めてパレスチナ人を、

根こそぎ殲滅しようとしてる、としか思えない、

イスラエルの非道なやり方は、

目に余るものだった。


黙認を続けてきたバイデン大統領も、

その攻撃に巻き込まれて、

自国拠点の国際NGOの職員7人が死亡した、とあっては、

大統領選挙を控える今年、

放置できなかったらしい。



遅過ぎるけどね。



これで慌てたのが、

アメリカを後ろ盾に、

やりたい放題やってきたイスラエル。

同国首相府は、治安閣議で5日未明、人道状況の改善に向けて、

ガザ北部との境界にあるエレズ検問所を開放するなどの「緊急措置」を取ることを決めたと発表した。


これに対してアメリカの、

国家安全保障会議報道官は、

イスラエルの措置について、

「十分かつ迅速に実施されなければならない」と強調したそうだ。



ま、殆ど脅し、ではあるけれど、

やはりイスラエルはアメリカが怖いんだな、と実感する。


であれば、それだけの力を、

戦争終結の為に使わずにきたアメリカの罪は、

より大きいと言わざるを得ない。



このNGO職員の死亡は、

7人のうち3人が自国民だったイギリスでも、

イスラエルへの武器売却を停止するよう求める圧力が増している。


法曹関係者や学者ら600人以上が、

「国際法違反の恐れ」があるとして、

イスラエルへの武器輸出の停止を訴える公開書簡を、

スナク首相に送付したのだ。



結局自国民が被害に遭わなければ動かない、のは何処も同じなんだな、と思うが、

この際、動機は何でもいい。

イスラエルに圧力をかけ、

停戦に持ち込む一助になり、

被害を受けるパレスチナ人が、

一人でも減るのであれば。



モスクワのテロの時も、

アメリカは自国民の安全を考えて、

大規模テロの可能性を伝えていたらしい。


それに対してロシアが真剣に対策しなかったのが何故かは分からない。

アメリカの情報を信じていなかったのか、

テロが起きたとしても、

事後に実際にプーチンがやったように、

ウクライナのせいにして、

戦争継続への国民の支持を得る役に立つと判断したのか。



ダンナ曰く、

あの国は人の命が軽いから。



それが現実なのが、

何ともやりきれない。




愚かな人間への罰なのか、

昨今、天変地異が多い。

殺し合いを続けているうちに、

気候変動や地震等で、

滅亡の方向へ進むかもしれない。


南極では、500羽以上のペンギンが、

死んでいるのが見つかったそうだ。

今後、被害は数千羽に及ぶ、という推定もされている。

高病原性鳥インフルエンザが原因の疑いがあるそうで、

15年前の鳥インフルエンザ騒動を思い出す。


今回のコロナだって、

ウイルス1つで世界中があれだけの騒ぎになるのだ。



人間同士で殺し合っている場合ではない。

それが分からないなら、

待ち受けているのは、

人類の滅亡かもしれない。



地球の為にはその方がいいのかもしれないけれど。