ロシアのナワリヌイ氏の死去の一報を聞いた時、
まず思ったのは、
プーチンは遂に目的を果たしたのか、だった。
2020年の毒殺未遂事件以後も、
プーチンは、自身にとって目の上のたん瘤であったナワリヌイ氏を、
収監し、影響が及ばない状況に置くことに腐心してきたが、
それでも彼の影響力を一掃できず、
所期の目的であった抹殺を、
実行に移したのだろう。
ロシア当局の発表である突然死を、
信じているのは一部のプーチン信奉者だけだ。
遺体を遺族に返還しない事一つを見ても、
死因を特定されたくないからなんだな、という事は明らかだ。
世界中が、彼はプーチンによって暗殺された、と認識していると思う。
だが、そうやって保身の為に圧政を続けてきた独裁者は、
大体碌な末路を辿っていない。
カダフィもチャウシェスクも朴正熙も、
最期は惨殺されて終わっている。
天寿を全うできたのは、
キューバのカストロ位では無いか。
そしてカストロがそうできたのは、
自身を偶像されるのを嫌い、
私欲の為に権力を行使しなかったからではないか、という気がしている。
だがプーチンのやっている事は、
単なる侵略に過ぎないし、
どんな理由をつけても正当性は無い。
そのプーチンを後押しし兼ねない発言を、
トランプがしていて、
一体この男は、自分が大統領に返り咲く為には、
民主主義を破壊しても構わないのか、と問いたくなる。
ナワリヌイ氏の死は大きな痛手ではあるけれど、
彼の死によって、プーチンは、
自らの処刑執行書にサインしてしまったのかもしれない。
今後のロシアの動向から目が離せなけなりそうだ。