2021年、兵庫県稲美町の自宅に火をつけ、

小学生の兄弟2人を殺害した罪に問われた伯父の松尾留与被告に対して、

神戸地裁姫路支部は15日、

懲役30年の判決を言い渡した。



この事件についてはこちら。




この被告にどんな汲むべき情状があるのか。

逆恨みも甚だしいし、

その逆恨みを、

妹夫婦を苦しめるためだけに、

本来なら庇護すべき子供に向け、

最悪の方法で殺害した。


その上、子供達の死で目的は達した、とうそぶき、 

間接的に殺したのは妹夫婦、とまで言い、

反省の色もまるで無い。

何故死刑でも無期懲役でもなく、

有期刑なのか理解に苦しむ。



弁護側は軽度の知的障害があったとして、

死刑相当ではない、と主張したようだが、

この事件が死刑相当でなければ、

一体どんな事件なら死刑相当になると言うのだろう。


ただでさえ放火殺人は、

通常の殺人より罪が重い。

しかも親がいない時を狙って火をつけている。

死刑一択だと思っていた。



だが神戸地裁姫路支部の佐藤博幸裁判長は、


「被告を無視するなどしていた妹夫婦に対して恨みを抱くのにも無理からぬ面があり、背景には留意しなければならない」


と、逆恨みを肯定し、


「命を軽く考えていたという点は深く反省してもらわなければならない。

有期刑なので、兄弟への謝罪の気持ちを持ちながら生きていってほしい」


と宣ったそうだ。




馬鹿なのか!?



謝罪の気持ちを持つような人物なら、

そもそもこんな事はしない。

何の罪もない子供達をターゲットにする様な卑怯者は、

反省などしない。



この佐藤判事は、

元々死刑廃止論者なのかもしれないが、

そうだとしても現状で死刑制度がある以上、

この案件で死刑回避は無いだろう。

軽度の知的障害の影響、とは言っているが、

心神耗弱、を認定している訳でも無いのに。




遺族の処罰感情も強いし、

死刑求刑を有期刑にされたのだから、

検察は当然控訴するだろう。



高裁には、

罪に見合った罰を、

きちんと考えて貰いたいと思う。