友の訃報が届いた直後、

実家の姉に胃ガンが見つかったと連絡があった。


不調で受診した訳ではなく、

たまたま届いた検診に行きましょう、という手紙を見て、

軽い気持ちで行ったら、

予想外に貧血が見つかり、

その医者は消化器官からの出血を疑って、

病院を紹介してくれた。


大腸からの出血を疑っていたそうだが、

検査の結果、胃の幽門部からだと分かった。

幸い、比較的早く見つかったのだと思うのだが、

本人にとっては青天の霹靂で、

やはりショックを受けていた。


うちの家系にこれまでガンになった人はなく、

所謂ガン家系、では無いと思っていたのだが、

姉が罹ったとなると私も分からない。

2人に1人がガンになる時代、というCMがあるが、 

本当にそうなんだな、と実感する。


まあ皆が長生きになったのも理由の1つなんだろうけど。

ガンが遺伝子のコピーエラーに起因するのなら、

長生きになってコピー回数が増えれば増える程、

エラーも増える道理だ。



介護をしていると、

つい自分の事は後回しにしがちで、

人間ドックも暫く行ってない事に気づいた。


友が私の誕生日に逝った事も、

お前も気をつけろよ、と言われている様な気がしてくる。



仕事をしている人は、

職場の検診もあるだろうけど、

ただの健康診断だと大した検査をしないので、

たまには自治体がやってる、

もうちょっと詳しい検査や、

時には人間ドックも、

考えてみて欲しい。


年が明けたら私も行こうかな、と考えている。