会見に出たジュリー前社長と、
東山新社長、井ノ原ジャニーズアイランド社長の3人が、
全てを認め謝罪したことは、
まずは一歩、だろう。
だが、名前を変えない、というのは納得し難い。
確かに、関ジャニやジャニーズWEST等の、
グループ名に入ってしまっている以上、
いきなり変える、のが難しいのは分かる。
だが、Johnny's の、「's」の部分は、
所有格であり、
元々Johnny の物、という意味だ。
文字通り「ジャニーさんの物」扱いをされてきた被害者達にとっては、
その名前を見聞きするだけで、
苦痛と感じてもおかしくない。
ましてや被害者が数百人に及ぶ程存在するなら、
その人達の心中を本気で考えれば、
名前の継続はあり得ないのではないか。
ただ補償さえすればいい、というものではないし、
その名前と決別し、
ジャニーズというブランドを手放す事で、
覚悟を示すこともできたと思うのだが。
もっとも、新体制で臨み、
解決を図ろうとしている姿勢は伺えた。
会見を時間で打ち切らず、
開始から3時間半経った今も続いている様なので、
一つ一つ丁寧に答えようとしているのは評価できる。
隠し続けていた事が明るみになった今、
彼らがどう進むのか、
そして最大の共犯者とも言えるマスコミが、
どう反省して変わっていくか、
長年封印されてきたこの問題は、
始まったばかりだ。