ロシアとワグネルの間に何があったのだろう。


プーチンの私兵とまで言われていた、

ロシアの民間軍事会社、ワグネルが、

反旗を翻した。


ワグネルの創設者、プリゴジンは、

ロシアの国防相や参謀総長を、 

名前を上げて非難し、

プーチンはプリゴジンに対して反乱だ、裏切りだ、と、

互いに非難し合っている。


かつてプーチンの料理人、と言われたプリゴジンとの関係は、

これで完全に決裂したのか?

もしそうなら、めでたい話だが。

少なくともウクライナに向かうワグネル部隊は撤退するだろうし、

本当にモスクワに進むのなら、

ロシア正規軍もそちらに兵力を割かねばならなくなる。



プーチンは決して認めないだろうが、

そもそもウクライナ侵攻が大間違いだったし、

百歩譲って侵攻はしたとしても、

当初の見込み通り、短期間で制圧できなかった時点で、

諦めるべきだった。


闘いが長くなれば不満は大きくなるし、

最も危険な所に行かされ捨石にされ続ければ、

プリゴジンもワグネルも、

いい加減にしろ!もう沢山だ!と言い出しても不思議はない。


強大な権力を握り、

やりたい放題してきたプーチン政権も、

遂に内部から崩壊するのだろうか。

まあ独裁者の末路は悲惨な例が多く、

プーチンもその列に並ぶのかもしれない。



この騒ぎが、

戦争終結に結びつけばいいのだが。

ウクライナが守り抜く事で、

今後侵略を考える国や人が、

思い止まる様になれば、と思う。