12年目の今日、

亡くなった方は13回忌を迎えた。


時間が経てば悲しみが薄れる、という物でもないし、

忘れられる、訳もない。


それでも生きている者は、

歯を食い縛ってでも、

前を向かなければならない···


本当にそうか?


むしろ時間が経てば経つほど、

悲しみが深くなる事もある。

特に幼い子供を亡くした人は、

同世代の子供を見かける度に、

あの子が生きていたら今頃は、と思ってしまうだろう。

年上の親しい人を亡くした人は、

自分がその人の年を越えてしまう時に、

改めて悲しみを新たにしてしまうかもしれない。



そういう時に、

いつまでも悲しんでないで、とは言えない。

できることは、黙って寄り添う事位かもしれない。


それでも、

分からないかもしれないけど、

その気持ちに寄り添いたいと思っているよ、と、

伝え続けていくことは、必要だと思う。



12年前の今日、

人生を終えた全ての人、

人生を変えられた全ての人、に、

安寧あれ。