今日は母の誕生日。

例年、電話位はしていたのだが、

ふと、後何回お誕生日おめでとう、と言ってあげられるだろう、と思い、

常温保存できる御総菜を持って、

久しぶりに顔を見に行ってきた。


何しろ今日で96才。

大正15年と昭和元年と2年が共存する学年生まれだが、

つまり殆ど昭和の頭から生きてきた事になる。


90になるまでは結構元気だったが、

緑内障が進んであちこち視野欠損を起こしているので、

さすがに1人で外出は危ない、ということで、

病院に行く時には、姉や姪っ子が付き添ってくれている。


姉は免許が無いので運転できないが、

上の姪っ子が運転が好きで上手なので、

とても助かっている。

本当なら私ももっと動かないといけないのだが、

うちには母より手のかかる義母がいるので、

こっちは大丈夫だから、と言ってくれている。



本当に女性は長生きだよね。

特にあの世代の人は。

最近、親が亡くなった、という喪中ハガキが多いのだが、

軒並み90才越え。

さすがに100才を越えている人は殆ど見ないけど、

自分が母達の年まで生きられる気は全然しない。



長年、還暦を目標の1つにしていた。

義姉が52才で亡くなった事もあって、

とりあえず60まで頑張れば、

親を看取って娘の第1子出産の手伝い位はできるだろう、と。


ところが親達が長生きしているので、

目標を上方修正せざるを得なくなった(笑)

幾つまで上げないといけないかな···


まだ元気とはいえ、

母も義母も、このところはっきり衰えを感じるようになってきた。

ある日突然、日常が終わる事はあるし、

いつそうなってもおかしくない年でもある。

だからその時に後悔しないように、

頑張ろう、と改めて思った誕生日だった。