W杯が終わって放心していたら、

親戚に不幸があり、

随分間が空いてしまった。



1ヶ月楽しませて貰ったW杯。

フランスの二連覇よりは、

メッシに勝たせてあげたい気持ちはあって。


最後の大会、と位置づけて臨んだスーパースター達。

クリスティアーノ・ロナウドの涙には、

本当に心を打たれた。

ネイマールも、怪我から懸命のリハビリで戻ってきた。

世界のトップ選手が自国の旗を背負って闘うW杯で、

やはり貴方達は輝いていた。



だが今思っても決勝は、

それに相応しい試合だった。

2-0 になった時は、

これで決まったか、と思ったが、

そう簡単ではなかった。

点の取り合いになり、2-2 で終了。

延長でも1点ずつ取って、

3-3 で120分が終わり、

決着はPK戦に。


この大会、120分で決まらず、

PK戦になった試合が多かった。

日本もそれで敗れた訳だが、

次のステージに行くには、

PK戦の戦い方を学ぶ必要を痛感した。



それにしてもメッシ、

本当におめでとう。



でも勝ったアルゼンチンは勿論、

連覇を狙ったフランスも流石だった。

決勝でハットトリック、なんて離れ業をやってのけた得点王、

フランスのエムバペはまだ23才。

後3大会位、楽しませてくれそうだ。

怪我せず、長くプレーを続けて欲しいと思う。



もう1つこの大会で感じたのは、

電子機器の進化だ。

腕1本オフサイド、なんて、

人の目でジャッジするのはほぼ不可能だし、

「三笘の1ミリ」は、

AIが無ければ外に出た、と判断されていただろう。

VARが導入されて、

ラグビーのTMOもそうだが、

「審判が見ていなければ何してもOK」だった競技のあり方を、

根本から変えたように思う。


プレーを止めて確認してから判定することで、

スピード感が失われ面白さを損なう、

と考える人もいるだろうが、

万人に公平公正にジャッジできる、という点で、

競技のあり方としては正しいのではないか。


このAIの進化によって、

いずれ野球もストライクボールの判定にも導入されるかも。

そうなってくると、

人間の審判が要らなくなる時代が、

遠からず来るかもしれない。

スポーツの世界も変わっていく、という事か。



ともあれカタール大会は終わった。

終わった瞬間から次大会が始まっている。

次回はカナダ・アメリカ・メキシコの共催で、

出場国が、現在の32ヶ国から48ヶ国になる。

まだ決定していないようだが、

グループリーグの分け方を、

3か国×16 になるか、

現行の4か国×12 になるか、で、

戦い方が大きく変わってくる。


出場国が増えることで、

出場するまでのハードルは低くなるだろうが、

3か国のグループリーグになると、

2試合しか無い上、

1チームしか決勝トーナメントにあがれないので、

取りこぼしが許されない。

グループ分けによっては、

今まで以上に厳しくなる可能性もある。

さあ、どういうルールになるか。



とはいえ本大会は4年先。

その前に来年は、

WBCに始まり、

女子サッカーW杯、ラグビーのW杯もある。

夏にはなんとバスケW杯が、

日本も共催で行われる。


来年もスポーツを堪能できる1年になりそうで楽しみだ。