タレントの劇団ひとりさんが、
W杯のスペイン戦で日本の勝利を見て、
1人大騒ぎで応援してたら、
妻の大沢あかねさんに、
「にわかなのにそんなによく盛り上がれるな」と突っ込まれたそうな(笑)
いや、イーんです!にわかでも (by 川平慈英)
ラグビーもそうだった。
代表チームが南アに勝つという離れ業をやってのけて、
見てくれる人が増えた。
ルールが難しいので、
よく分からない、と敬遠していた人達が、
面白さを知り、興味を持ってくれた。
そうなると、中継する放送局も、
初心者が見ても分かり易い解説をしたり、
ルール説明のキャプションをつけるようになった。
ルールが分かればもっと面白くなる。
それまではラグビーみたいな危険なスポーツ、と反対だった親が、
少年ラグビーチームに入れてみようか、と思うようになる。
こうしてその競技の裾野が広がっていくのだ。
裾野が広がれば広がる程、
頂点はより高くなる。
サッカーもそう。
W杯の時だけの4年に1度の俄でもいい。
その面白さに触れれば、
予選の時から気にかけてくれるようになる。
代表選手のパフォーマンスに魅了されれば、
各チームに帰ってやる試合にも、
関心を持つようになる。
ただ、大衆は移り気だ。
国際大会に出られない、とか、
負けが続いたりすると、
あっという間に離れてしまう。
だから選手達は、
一つ一つの試合だけじゃなく、
競技の未来まで背負って闘っている。
女子サッカーが2011年のW杯ドイツ大会で優勝して、
一躍注目されるようになった時、
それまでの不遇を体験していた、
レジェンド、澤穂希さんが、
私達は勝ち続けなければならないんだ、と言っていた。
勝ち続けなければ、あっという間に忘れられる、という事を知っていたのだろう。
実際、澤さんの引退後、
彼女を超える、
超えられなくても匹敵する、
スーパースターは、
残念ながら出てきていないように思う。
来夏、女子W杯が、
オーストラリアとニュージーランドの共催で行われる。
奇しくも日本は、
スペインとコスタリカと、同グループだ。
(もう1ヶ国はザンビア)
32ヶ国も出ているのに不思議だけど、
今年のW杯で俄ファンになった方達は、
是非来夏、女子チームの応援もして欲しい。
とりあえず、明日夜、
クロアチア戦の応援をみんなでしよう。
零時キックオフだから、
午前4時よりはまだましだろう。
翌日朝から仕事の人は辛いかもしれないけれど、
こんな機会は滅多に無いので、
ここはひとつ、頑張って欲しい。
俄ファン、大歓迎です。