力の入る試合が続いている。

連日のメダル獲得に、

先週のソフトボールや柔道の最初の方なんて、

もうずっと前のような気がしてくる。


野球やサッカーやバレーボールは劇的な勝ち方をしてきたし、

ゴルフも、松山本当に惜しかったよね。


ゴルフと言えば、

首位で走っていて、

その貯金で辛くも逃げ切ったシャウフェレだが、

2位のサバティーニはこの日10アンダー、

最後まで3位を争った潘とモリカワは8アンダーで、

猛追した3人が、勢いそのままにフィニッシュした感じがする。


逆に松山は、プレーオフを闘った7人の中で、

1番この日のスコアが悪い2アンダーだった。

もう1打伸ばせていたら、

その時点で銅メダル決定だった訳で、

結局は最終日の調子が明暗を分けた、ということなのだろう。


でも最後までハラハラドキドキさせて貰って、

コロナ感染からの復帰戦だったのに、

頑張ったと思う。

まだ若いし、パリで頑張って欲しいな。



それにしても今回の五輪でしみじみ思うのが、

世代交代と新種目の健闘。


内村や三宅や萩野・瀬戸らの、

レジェンドと言われた人達が結果を残せなかったのに対し、

スケボーとかサーフィンとかの、

若いオリンピアン達の躍動が目立った。

こうなってくると、まあ空手は頑張ってくれるだろうし、

スポーツクライミングも楽しみだ。


そして、低迷していたが強化に努めた結果、

復活を遂げた柔道の様な例もある。

やはりお金と人を注ぎ込んで強化を図らないと、

なかなか維持は難しいようだ。

まだ始まったばかりだけど、

お家芸の1つ、と言われたレスリングも、

何やら雲行きが怪しいし、

水泳は次の世代の強化が必須な気がする。



折り返しを過ぎて残り1週間。

コロナの感染は爆発を続け、

度重なる緊急事態宣言は、

もはや人々の心に届かない。


それでも日本はホスト国なのだ。

頑張るアスリート達に、

ほんの僅かでも動かされる心があるのなら、

五輪とパラ五輪が終わるまでの後1月位、

少しぐらい我慢をできないか?


ワクチンは打ちたくない、

でも遊びには行きたい。


そんな自分の欲望にのみ忠実な行動を続ける人達が、

必死で頑張って下さっている医療関係者や、

激増が五輪のせいにされて、

頑張ってきたアスリート達を、

疲弊させ、傷つけている事を、

もう一度考えて欲しいと思う。