少し前まで大阪の吉村知事は、
大阪は要請しません、まだそこまでではない、と言っていたが、
ここへ来て連日の過去最高更新、に危機感を持ったようで、
一転、要請することを決定した。

去年、吉村さんが阪神間の往来自粛要請をした時は、
大阪はいつも大袈裟、と批判した兵庫の井戸知事も、
今回は足並みを揃える事にしたらしい(笑)

吉村さんは、うがい薬の件の時など、
先走ってしまう事もあるけれど、
これは違う、と思えば面子に拘らず、
すぐに前言撤回して軌道修正できるところが優れている、と思う。

人間だから間違う事も判断ミスをする事もあるだろう。
その時はすぐ、ごめんなさい、間違いました、と堂々と謝罪し、
被害を最小限に止める努力を、
政治家はもっとするべきではないか。


国になると、ああ言ったじゃないか、と野党に突き上げられるから、
なかなか認められないのかもしれないが、
その為に事態がどんどん悪くなるのなら、
本末転倒ではないか。

菅総理が経済に固執した気持ちはまあ分からないでもないが、
結果、こういうギリギリの状態になってしまったのだから、
言い訳はもういいから、
さっさと次に進んで欲しい。


昨日、大阪も緊急事態宣言の要請を検討している、という報道があった時、
まだそこまでの状況ではないと思っている、と菅さんは言ったんだよね。

自治体の首長が、その自治体の事を1番分かっているんだから、って、
責任を地方に丸投げするようなこと言ってなかったっけ!?
だったら首長が要請したら、
四の五の言ってないでサッサと出してくれ。


コロナ以来、高校時代の友人と、
月一でリモート飲みをしている。
その中に勤務医がいるのだが、
11月にはコロナ患者の受け入れはしていない、と言っていたのだが、
12月には、うちでも受け入れを始めた、と。

彼の病院は、所謂、透析病院なのだが、
コロナ患者の為に4人部屋を4つ空け、
1部屋に1人ずつ入れる事になったそうで、
既に3部屋は塞がり、
残る1部屋は透析患者用の部屋で、
対応が必要な患者が出た時の為に空けてあるそうだ。


それを聞いて、確かに透析患者がコロナに感染したら大変だ!ということに気がついた。

週に3回、透析をしなければ死んでしまう。
けれどコロナ患者の透析を引き受けてくれる病院がどれくらいあるだろう?

少なくとも一般の患者と一緒にする訳にはいかないだろうし、
感染リスクを減らす為の対策にしても、
どこまでやればいいのか難しい。

基礎疾患のある人はより注意を、とは言われていたが、
コロナで死ななくても、
透析ができなければ死んでしまうのだ。

病院側もそれが分かっているから、
何とか考えてくれる、と思いたいが、
スタッフや他の患者の安全も担保しないといけない。
ただでさえ窮状にある医療従事者にとって、
その負担は決して小さくないと思う。


結局は何とか感染拡大を抑える、という事に帰結してしまうのだが、
それは誰かが頑張ればできる、という物では無い。

誰もが頑張らなければ達成できないのだ。
誰もが!
1人残らず!

自分位いいか、の積み重ねがら
この惨状なのだ。
これからの1月、
本当に最後のチャンスだと肝に銘じて欲しい。