座間市の事件の判決に続いて、
京都アニメーションの放火殺人で、
青葉真司容疑者が、
36人殺害、32人傷害の罪で起訴された。

本人が重篤な火傷で死線を彷徨っていたので、
逮捕まで10ヶ月を要し、
その後、精神鑑定に半年かけて、
漸く刑事責任能力を問える、という判断になったようだ。

まあ、40㍑ものガソリンを買う為に、
ホームセンターで携行缶と台車を買い、
ライターや着火材、包丁やハンマーまで用意している周到さや、
京都へ来てからネットカフェで京アニの所在地等を調べている事からも、
極めて計画的な犯行であるのは明らかだ。

その動機が、自分の書いた小説を盗まれた、などという、
自惚れと思い込みから来る物であったとしても、
だからといって責任能力の無い精神異常者とまでは言えない、と思っていたので、
起訴は相当だろうし、
被害の大きさからいっても、
極刑以外の選択肢が無いのも間違いない。

だがこの裁判、公判までも始まってからも、
相当時間がかかる事が予想される。

本人がほぼ寝たきりで、
出廷させるのも大変だし、
大体被害者の数が多過ぎて、
1人1人検証していくだけでも膨大な時間が必要だろう。

もっとも裁判員裁判になるから、
裁判員を長期間拘束しておく訳にもいかないだろうから、
公判前整理手続きで、どこまで詰められるか、だな。


青葉容疑者は、大火傷を負って、
何故あんな奴を助けるんだ、という
非難を受けながらも、懸命に治療し、
命を救ってくれた医師や看護師と触れ合い、
人からこんなに優しくして貰った事は、
今まで無かった、と事情聴取で漏らしていたらしい。

子供の頃に両親が離婚、
20才そこそこで父親が自殺し、一家離散。
悲惨な人生だったのは窺えるを
だからといってガソリンを撒いて火をつける理由にはならない。

意識が戻って話せるようになって、
自分のしでかした事の大きさに驚いていたようだが、
どれ程後悔したとしても、
起きたことは変えられない。
亡くなった人達も、その才能も、戻らない。

せめて彼には正直に全てを話し、
被害者やその家族に、真摯に向き合い、
きちんと謝罪をして欲しい、と思う。
それが自らの命をもってしか償えない犯罪であっても、
命だけで償える訳では無いのだから。