競馬については余り詳しくはないのだが、
このニュースにはちょっと心惹かれた。

サラブレッドの世界では、
とりわけ血統が重要視され、
有名馬になると、
父親と母親の名前が必ずついてくる。
一度も馬券を買ったことのない私のような者でも、
知っている名前が、キラ星のように出てくるのだ。

そんな中、牝馬三冠を達成したデアリングタクトは、
父親は菊花賞とジャパンカップを取ったそうだが、
体が弱かった母親は、レースに1度出ただけで引退している。

この馬、産まれた時の体も小さ目だったようで、
0歳の時は買い手がつかず、
1歳時も、同じセリで落札された馬の平均、
4600万円の約4分の1、1200万円で、
やっと買われたとか。

小さく産まれた無名の牝馬は、
それからめきめき頭角を現す事になる。

無敗で三冠を成し遂げたのは史上初なんだそうだ。
期待されていなかった馬が、
あっと言わせるような快挙を成し遂げる、なんて、
ちょっとした下克上物語のようで、
応援したくなる。


これから注目もマークもされるだろうが、
怪我なんかしないで、
重賞レースにどんどん出て、
あっと言わせ続けて欲しいな、と
無名のオバサンは思うのであった(笑)