ニューヨーク州ばかり報道されているけど、
ロスやサンフランシスコも状況は似ているらしい。

昨日だったか、デーブ・スペクターが、
アメリカは若い人の危機感が薄くて、
集まって騒いだり平気でするので、
クラスターが続発して感染者が増えている、というような事を言っていた。


確かに大都市圏は分かるのだが、
実は10日程前に、
昔私達が住んでいた南部の郡でも、
患者が出た、というローカル新聞の記事を見つけた、
と娘がLINEしてきた。

郡全体でも7万人行かない位の人口、
郡庁所在地の市でも、3万行くか行かないか程度。
典型的な田舎町で、公共交通機関は無し。
基本的に車は1人1台という生活だ。

一体どこで伝染った!?

そのニュースの時点では、
年齢、性別、病状など、全てが分かっていない、という記載だったので、
他の都市に出かけて感染したのかもしれないが、
それでもあそこでも患者が出たのか、というのはちょっとした衝撃だった。

つまりは全米どこでも患者が出現する、と思った方がいい、ということだ。
ここへ来て、アメリカも対策に本気になりつつあるのは合点がいった。


アメリカが日本と違うのは、
教会に出かける人が多い事だ。
都市部はそうでもないのかもしれないが、
南部のクリスチャンは真面目に礼拝に出かける人が多かったような印象がある。

完全に外出禁止令が出ればまた違うのだろうが、
遊びに行くのは自粛しても、
信仰の自粛は難しいのではないか。

そしてそれは、アメリカだけの問題ではない。
世界中の信仰心の篤い人達に、
教会やモスクに出向くな、と強制するのは難しい。
ということは、クラスターが起きるリスクもそれだけ大きい、ということだ。


本当に、ワクチンができ大量生産ができるようになるまで、
世界的なパンデミックを抑えるのは無理な気がしてきた。

日本だって少し落ち着いたみたいな話になっているけど、
ウィルスが減った訳でも無くなった訳でもない。
一時的に小波になっているだけ、と考えた方がいい。
いつまた大波が来るか分からない。


とはいえ、このままだとコロナにとどめを刺される前に、
経済が崩壊しそうだ。
用心しながら少しずつ経済活動を再開する方向に向かわざるを得ないのが現実。

全て丸く治まる日はいつ来るのか。
分からないから余計皆が不安になるのだろうけど、
ここはマメに手洗いをする、位の自衛をしながら、
冷静に生活を立て直していくしか無いのかもしれない。