日本に続いて、アメリカ、スペインでも非常事態宣言が出され、
新型コロナの脅威は今や世界規模になってしまった。
1割近くの人が亡くなり、死者数が1000人を越えたイタリアを見ていると、
対症療法であってもキチンと医療を受けないと、
死に至る病なのだな、と実感する。
リスクの高い呼吸器疾患持ちの私としては、
ちょっと喉が痛いとあれっ!?と思うのだが、
そもそもこの時期花粉症が酷いので、
クシャミや咳は毎年の事。
花粉症なのか風邪なのかコロナなのか、
なるほど、確かに判別は難しい。
熱が無くて回りに陽性の人が出現していなければ、
ウィルス検査を受けに行く方がリスクが高いからまず行かない。
けれどその中に、症状の軽い罹患者もそれなりに混じっているだろう。
そのまま軽快してしまえば、
自分が感染している事に気づかないまま、
他人に伝染していることにも気づかず、
免疫ができて終了、という人が相当数いるのではないか。
東アジアから欧米に広がったパンデミック。
この後更に、アフリカや南米に広がっていくことが予想される。
既に水際封じ込めは無理な段階にきていると思う。
後は1日も早いワクチンの開発と、有効な抗ウィルス薬の発見しかない。
このまま経済活動がストップし続けると、
株価の暴落も止まらないし、
病禍以上に、経済的なダメージが大きくなりすぎて、
浮上に膨大な時間がかかることになるだろう。
初期対応を誤るとここまで大事になってしまう、という典型例になってしまったが、
この期に及んで中国は、
アメリカ軍がウィルスを持ち込んだ、とかいう
意味不明な言い訳をしている。
それよりも既にこれだけ広まってしまったのだから、
中国で終息に向かっているのなら、
今、将に渦中にある国に、
治療や対処のノウハウを伝えるべきだろう。
そういう意味では、イタリアに支援物資を送るだけでなく、
患者減少で臨時病院を閉鎖した分、
余裕のできたはずの医療チームを、
送り込む位の事をすればいいのに。
とりあえず今1番に考えるべきは、
如何に感染を最小限で抑えるかだし、
その為にも、自分の身は自分で守る、という、
細心の注意を払った生活だろう。
ウガイは余り効果が無いらしいが、
手洗いはかなり有効らしい。
それと顔を触らない事、が大事らしいのだが、
花粉症が酷いので、目が痒かったりして、
つい手が行ってしまう。
気をつけないとね。
在宅勤務も休校も、いつまでもできる訳ではない。
1日も早く正常な状態に戻すには、
やはり1人1人の自覚と注意が不可欠だろう。
何とかみんなで力を合わせて乗りきりましょう。