Fukushima 50って御存知だろうか。
福島原発事故の直後、
現地に踏み留まって、対応にあたった約50人の人々の事を、
欧米のメディアがそう呼んだのだ。

その後、どんどん人数が増えたが、
呼称はそのまま使われたらしい。

彼らがいなかったら、被害はもっともっと深刻な物となり、
東北から関東にかけては、
人が住めなくなっていたかもしれない、と言われている。

そのFukushima 50が映画化される。
しかも浩市氏と渡辺謙さんで。

この二人、キャリアは長いし、
お互い浩ちゃん謙ちゃんと呼び合う仲で、
炎立つ、等のドラマでは幾つか共演があるものの、
映画となると、確か、許されざる者、以来の2本目のはず。

監督は若松節朗氏。
いやが上にも期待が高まる。

浩市氏が完成会見で言っていた。
人には忘れなくてはいけないことと、
忘れてはいけないことの2つがあり、
これは間違いなく忘れてはいけないこと、
次の世代に伝えていかなければならないことだ、と。

その昔、福島原発に併設された記念館に行ったことがあるのだが、
あの場所で一体何があったのか、 
断片的にしか知らない福島の「あの時」に起きた事を、
我々も共有しなければいけない、と思う。